◆台風停電した時の水槽管理。熱帯魚や金魚、メダカ飼育で、やってはいけない事とは。
2019/9/9(月曜日)台風の影響により、およそ12時間の停電が発生しました。
水槽は40cm程の小型水槽から、2メートルの大型水槽まであり、魚の状態を観察しながら緊張した時間を過ごしました。
比較的には短時間の停電だったので、大きなアクシデントは発生しませんでしたが、逆にやってはいけない事をあらためて再確認しました。
同じような状況の時のご参考になれば幸いです。
◆やってはいけない、触らないこと
まず『エサは与えてはいけません』
自分たちが落ち着いてくると、ついつい日常通りの事や、出来る事をしようとしてしまいます。
しかし、フィルターが止まっている水槽へエサを与えると一気に水質は悪化し、魚も活発になり酸素不足まで起こします。
エサやりは控えます。
『水槽は暗いままで良い』
電気は暗いままの方が、一般的な熱帯魚や金魚、メダカ生体の動きはゆったりとしており安静に過ごします。
動かなければ、酸素の消費量も抑えられます。
いつ復旧するかわからない状態なので、魚には夜だと勘違いさせておくと良いでしょう。
また、この時に気をつけたいのは、暗い水槽へ懐中電灯やスマホのライトを当てると、魚はパニックを起こし水槽へ衝突したり飛び出しをします。
水槽への衝突死は起こるので、気をつけましょう。
◆気が抜けない数日間
停電が解消した後も、簡単に気は抜けません。
フィルターやヒーターが一定時間止まっていた事で、予想できないアクシデントが出やすくなります。
白点病やエラ病症状、水の白濁やタイマーを使っていた方は、時間設定がズレてしまっています。
なので、停電回復した2日や3日後も、いつもより少し気にして水槽周りや生体チェックを行うとよいでしょう。
とくに白点病の初期は、あの小さな粒が1〜2粒付着するていどなので、意識して観察するだけで発見率がグーンッと上がります。
◆やはり日常管理の基礎が大切
このように苦しい状況では、日頃の魚の管理状態が良いと、生体に体力が付いているので、苦しい環境にも生き残りやすくなります。
過密飼育をせずに、水量にゆとりのある環境である事も死亡率を下げます。
また水温計を設置している事で、日常と停電時の水温変化をより正確に把握することが可能です。
感覚に頼ると大きなズレが発生して、トラブルを広げることも少なくありませんのでご注意ください。
ご自宅であれば、1つ乾電池式のエアーポンプを備えておくのも助かります。
ではでは(^^)