欲しくなる『朱文金』【志村養魚場】
朱文金は定番の人気金魚です。外国産でも見応えのある個体が入ってくるため、ホームセンターでもお馴染みの存在。
『美しい』『丈夫』『お手頃』『手に入れやすい』と好条件を満たしています。もう外国産で十分…と言ったところですが、国産の養魚場も朱文金をリリースしています。
ちょっと興味が湧いてしまいますよね。「外国産があのクオリティで出していて、国産はどうなのか？」
◆『朱文金』【志村養魚場】
という訳で【志村養魚場産】の『朱文金』が届きました。
身体に厚みのある印象で、尾ビレに力強さがあります。特徴的な長く伸びるヒレは、重力に負けて垂れやすくなります。
しっかりと太い尾筒（おずつ）は、伸長する尾ビレを支える土台となります。もちろん個体差もありますがヒレは成長とともにここから伸びていきます。
◆入荷後の初期飼育レポート
袋の中でも元気に泳いでおり、1時間ほどの水合わせを行い、袋の水ごと水槽へ放ちました。丈夫で評判の高い【志村養魚場】ですが、ジャポ入れ（水合わせ無し）で水槽へ放つ１週間以内に死んでしまう事があります。また遊泳力が高く飛び出してしまうこともある品種なので注意します。
飼育は一般的な金魚に準じます。混泳の組み合わせも体型ベースで計画します。大きさに注意すれば錦鯉とも可能です。病気予防には塩分濃度調整が有効で、飼育初期はエサの与え過ぎに注意します。バクテリアがしてくるとトラブルが減って飼育しやすくなります。
【飼育環境データ】
水質 酸性〜弱酸性
水温 26℃
塩分濃度調整 0.3%
底材 ソイル
エサ 冷凍赤虫、金魚のエサ
※この他の条件でも飼育可能ですので、ご参考までにどうぞ。
◆通販を含めた販売や価格帯とは
『朱文金』【志村養魚場】
入手難易度…Bクラス
ノーブランドの朱文金よりも流通量はかなり少ないです。外国産の分母が多すぎるとも言えます。
販売価格帯は1匹およそ\800～\1000が目安ですが大きく立派な個体は高額になります。本格的に繁殖をねらう方は良い親魚を求めるため、そういう視点でも人気があります。せっかく育てるならば良い個体をという考えですね。
でもこだわりが出てくるのは、それだけ知識が付いたということですね。
ではでは(^^)
さまざまな金魚に興味のある方は１冊読んでみると世界が広がります。
