【ウラ技】わざと2段構え!0.5%に塩分濃度調整を上げる時【金魚】

「塩分濃度調整の0.3%とか0.5%って目安でしょ?」

「そこまで測らないで、市販のアクアリウム塩で十分なのか

日頃から『塩分濃度調整』には、大変助けられています。ズボラな管理とも言われてしまうかもしれませんが、自分の作れる時間や作業量に合わせて飼いやすい環境を整えるのも大切なことです。

今なお、『水族館』『アクアリウムショップ』『ホームセンターのアクアリウムコーナー』ですら行っているのに、認知度は低いのが塩分濃度調整です。

よく塩分濃度調整は『0.3%0.5%』と言われていますが、これは「だいたいそれくらい入れれば良いよ」というニュアンスもありますが、意識して段階を踏みます。

まずは『0.3%』にして回復やコンディションアップに取り組みます。そこから目の前の現状が『良くならない』『悪化』した時に『0.5%』へ移行します。

意識して『0.3%』と『0.5%』を使い分けることで、より失敗が減るウラ技なのです。

 

 

◆市販品は薄めなので注意

市販のアクアリウム用の塩アイテムは、およそ0.1%濃度になる量が目安となっており『調子が悪い時には23倍入れる』という説明が書いてあります。

商品によっては『塩』意外に麦飯石などトリートメント効果の向上を狙っているため、塩以外が入っているアイテムも多いものです。

本格的に塩分濃度調整を行う場合には、『1リットルに対して3グラムで0.3%』『1リットルに対して5グラムで0.5%』の濃度になりますので、スーパーで食塩を買い、100円ショップで計量カップを揃えます。

※現在の塩分濃度を把握するためには『塩分濃度計』が心強いです。

 

 

0.3%にしても調子が悪い時

0.3%の塩分濃度調整は、お魚のコンディションを上げるのに有効な方法です。しかし、それでも『調子が上がってこない』『病変が悪化する』という時には、0.5%まで濃度を上げる事で好転することがあります。

初めから『0.5%』ではなく、わざと『0.3%』にしておくことで、治療の選択肢を残しておきます。

時には『0.8%』まで上げる方もいらっしゃいますが、その判断が難しく、高すぎる塩分濃度で死んでしまう個体も現れます。

すでに『0.8%まで上げなくては』と金魚の状態が追い込まれている事もあり、あまりお勧めしていませんが、翌日には水換えをして薄めるなど調整するため『0.5%』を濃い目の基準にしています。

金魚の治療は人によりやり方は違います。経験を積んでいる方ほど『自分の治し方』が出来上がっていきます。うまく参考にしつつ取り込みながら、情報は利用すると良いですね。