夏場の高温対策10選!

『夏場の水温対策が気になる・・・』

『どんな解決策があるのだろう・・・』

などと思ったことはありませんか?氷を水槽に投入するなど強引な方法もありますが、自分なりにアレンジして対処法を生み出している方もいます。

もちろん『水槽専用クーラー』が理想かもしれませんが、現実は違うというのがほとんどです。

どんな対策が試行錯誤されているのかご紹介いたします。

 

◆専用クーラー

高価なアイテムですが、水槽専用クーラーがあります。クーラー本体とそれを動かすポンプが別売で2万円くらい予算が必要です。

水温コントロールがしっかりできる心強いアイテムで、殺菌灯を追加するなど水族館のような最高峰の飼育環境へ繋がります。

お値段の他に、クーラーからは熱風が室内へ排出されるのがデメリットとして考慮されます。ゆっくり検討して設置したい器材です。

 

 

◆部屋ごとクーラー(エアコン)

お手軽な方法としては、こちらがお勧めです。部屋ごとキンキンに冷やす必要はなく、28度〜29度などに設定します。

目安としては水温が30度にならないように調整しつつ、人も居心地の良い温度でコントロールすると良いです。

水槽がいくつもある場合などにも効率的です。また下記に紹介する対策との併用も可能です。

 

 

◆水槽専用クールファン

水槽専用ファンは、お手軽に揃えられるアイテムの1つです。水面へ風を当てて気化熱を利用して水温を少し下げてくれます。

「水温が下がりすぎるのは困る」という方は、ファン専用のサーモスタットがあるので、水温が下がるとファンが止まるようにもできます。

水槽の大きさに合わせて、サイズもあるので見た目もそこそこ悪くありません。

 

 

◆扇風機・サーキュレーター

エアコン同様に人間用のアイテムは使えます。風が水面に当たることで気化熱の効果で水温が下がります。

エアコンと併用して、部屋全体を心地よい温度に管理する事もできます。

暑さが酷い時は直接風を当て続けたり、そこまで酷くなければ首振りモードなどを利用できます。

水温が下がりすぎないように、水温計で把握しておきます。

 

 

 

◆エアレーション・ブロワー

こちらも気化熱で水温を下げる効果がありますが、ファン程は下がりません。

エアーポンプを強力にしたような『ブロワー』を使う場合には、排出量が強過ぎると水中が洗濯機の様に渦巻いてしまうのは生体に良くありません

エアーカーテンなどのアクセサリーも導入すると、より涼しげです。水の蒸発は早くなるので足し水を行います。

 

 

◆保冷剤・凍ったペットボトル

利用される方が多い方法ですが、水温の下がり過ぎに注意が必要です。急激な水温変化は白点病の原因です。

大きめな2リットルペットボトルなどを凍らせたら、水槽の横や上に置いて置くだけでも、水温を調整できます。(500mlペットボトルでも同様に)

氷を直接水槽へ入れると、水質に影響を及ぼすリスクもありますので、袋や容器に入れる工夫をします。

 

 

 

◆保温シート

水槽専用のアルミシートを貼り、水温変化を抑えます。

冬場の保温にも使えますが、断熱なので夏場の保温にも利用できます。

うまく導入できるか検討する価値はアリです。

 

 

◆フタを外す

ガラス蓋やプラスチック蓋は、思っている以上に保温効果があります。

お魚の飛び出しに気を付けて、取り外すと高温対策になります。

飛び出し予防に水位を下げる方は、フィルターが空回りして止まらないように注意します。

 

 

◆照明を消す

実は照明も熱源になっています。生体に支障が出ないように消灯します。

水草は最低6時間の照明時間が必要とされますが、金魚や熱帯魚であればお部屋の天井灯でも支障は出ません。

夏本場は、日中は消灯してしまうのも選択肢ですね。

 

 

◆水換え

手間はかかりますが、やや低い温度の水で換水を行う事で水温を下げることができます。

目的が水温コントロールなので、掃除など行わずサクッと水換えして難を逃れるイメージですね。お魚の動き方に活気がでます。

井戸水など温度変化が激しいと、やはり白点病など調子を崩してしまうので、気を付けます。

 

 

金魚や熱帯魚を飼育する人は増え、さまざまな飼育環境があります。うまく環境に合わせて、アクシデントが起こらないようにコントロールしましょう。

ではでは(^^)