金魚の塩浴パート② 塩浴の期間や塩の種類とは?濃度は何がちがうのか?【塩分濃度調整】
塩浴(塩分濃度調整)は、知っておいて損のない知識ですが、
なにかと疑問や不安の声が聞こえてきます。
目安になれば幸いです。
◆塩浴の期間とは
塩浴はずっとそのままでも問題はありません。
水換えを行った時に塩を追加しなければ薄まっていきますし、
濃度を継続したい時には新しく入れた分の塩を追加します。
なので、元気になったタイミングで塩浴を薄めてやめていくパターンが一般的です。
あわてて水換えをする必要はありません。
お勧めの塩浴期間はとくにありませんが、
季節の変わり目(水温の変化は金魚にストレス)で金魚が体調を崩しやすい時期などは数ヶ月行っている事は日常です。
塩浴は短期的に数時間行うものではなく、数日や数週間行うのが一般的な方法です。
金魚のコンディションもあがるので数ヶ月継続しても問題はありません。
◆塩の種類は?
ペットショップ、ホームセンターで販売される熱帯魚メーカー発売の塩でも問題ありませんが、
スーパーやコンビニで手に入る食塩でも問題ありません。
逆に、こだわった食塩や味塩コショウなど、分からない成分が入っているものは避けます。
海水魚用の人工海水塩も別物なので使いません。
もしこだわるとしたら『塩分濃度調整計』を1つ持っておくと、『何%』か把握できるので、とても便利です。
『博多の塩』が良いという声や、私は『業務スーパー』で安価な塩を購入しました。不安に思う方もいますが、普通の食塩で大丈夫です。
◆塩の濃度
金魚の場合には0.3%から0.5%が目安とされます。
しっかりと計測できる方は、まず0.3%で治療を行い、思わしくない場合には0.5%に上げるという方法があります。
0.8%まで上げることもありますが、金魚への負担が伺えるので翌日や数日で下げる感覚です。
あまり一般的ではありませんので、1つのボーダーラインとして覚えておきます。
逆に熱帯魚メーカーさんの『塩』は0.1%になるように調整されている商品も多く、濃度にこだわる方は自分で計測します。
少し手間にも感じますが、薬よりも扱いやすく、金魚もぐっと死ななくなる効果を考えると、十分価値のある一手間です。
このように、塩浴(塩分濃度調整)において、素朴な疑問は多いものです。
それでも、塩浴は知っておくと、かなり心強い存在なので機会があったらチャレンジしておくと勉強になります。
失敗が減るテクニックですね。
パート③へ続きます。
ではでは(^^)