『調整中』『トリートメント』の意味とは。便利な張り紙。
お店などで水槽に『調整中』『トリートメント中』と書いてあるのを見た事がありますでしょうか?
『お魚が病気の時』に書かれているイメージですが、さまざまな理由で書かれています。
お客様に向けてだけではなく、同僚のスタッフへ向けて書かれている事も。
生き物は常に状態の変化し、微妙な違和感などで『今は販売できない…』っといった時に『調整中』『トリートメント中』などを利用します。
◆病気の魚に『調整中』と書かれていない?
全てのお店で『調整中』『トリートメント中』と記載しなければならないルールではございません。
なので注意書きが無いと『病気の魚が販売されている』状態に見えますが、販売側はおそらく把握しており、仮にそのお魚を病気と分からずに注文した場合には、その場で『病気なので売れません』という話の流れになります。
もちろん見落としや書き忘れなどありますが、はじめから『病気の魚を売ってしまおう…』と悪い考えのお店は基本的にありません。
アクシデント的に『アルバイトのスタッフが気付かないで売ってしまった』などが起こるため、実はお客様だけではなく、詳しくないスタッフへ向けての注意書きの役割もあります。
◆実はさまざまな理由の『調整中』
お魚の病気以外にも調整中を貼る理由があります。多いのは入荷直後で様子を見ているパターンです。
問屋さんからお店に届いた段階で、違和感を覚える状態のお魚は販売を控えたいと考えます。詳しいスタッフほど敏感に状態を感じとります。
これが後々…「あそこのお店で買ったお魚は丈夫で死にづらい!」と信頼度に繋がり、逆のパターンが良くないケースです。
長い目でみれば、まずは販売を控えるのがメリットが大きいため、数日販売を見合わせる事は良くあります。
または、すでに売約されているお魚の場合です。訳あって取り寄せてもらったお魚や、一目惚れしたけど準備ができていないのでいったん『調整中』です。
このように、さまざま理由があり『調整中』『トリートメント中』と書かれています。個人のお店やホームセンターも、本来は販売できない状態のお魚は見せたくありませんが、なかなか理想的なバックヤードはないのが現実です。
ではでは(^^)