◆静岡県寸又峡の更紗蝶尾!?新しい産地・初見は慎重に取り扱う【金魚】

問屋さんからのお勧めで、良物の『更紗蝶尾』が入りました。生産者さんが静岡県の寸又峡(すんまたきょう)という地域で活動されており、良質な水源を利用しているとのこと。うらやましいです。

まだ情報が少ないのですが、今後も気にしていきたい存在になりました。立派な身体付きに映える更紗模様が魅力的で、今回はオスメスでのペアが揃いました。

なかなか繁殖まで狙う飼育者は少ないですが、購入時に選択肢としてあると魅力的な条件になります。オスメスを判断するのも慣れてないと難しいですが、手持ちの個体に合わせた相手探しはさらに苦労するものです。

 

 

◆産地のこだわりは大切ですか?

はじめから金魚の産地にこだわる方は稀です。金魚すくいがきっかけで飼育を始める方も多く、〇〇産までこだわるようになるのは、少し飼育経験がある方になります。

野菜の産地のように評判があがります。『中国産の金魚は体格が良く見応えのある個体が多いなぁ』『国産金魚は水温変化に慣れていて飼いやすい』などさまざまな情報が行き交います。

ただし、どこの産地にも個体差があるのが生き物です。ぜったいに〇〇産はこの特徴がある!という事はなく、最終的には気に入った個体を選ぶことがポイントであり楽しみ。

もし気になっている品種がいる時には、どの様な産地が自分の好みなのか調べてみると目安になりますね。

たとえば『琉金』が気になるならば、ホームセンターでも入手しやすいのは外国産でお手頃だなとか、『飯田琉金』は赤色が濃くなって綺麗なのか!や、弥富(やとみ)産えっ!金魚の町なの?!などなど新しい発見があります。

今回、私も静岡県寸又峡産の金魚さんを手に入れたのは、新しい発見です。まずはウチの水にすんなり慣れてくれるとよいのですが、その辺りも半分は不安ですが、半分は学びです。

 

 

 

◆初見はナーバスになりがち

袋の中でも元気に泳いでおりましたが、1時間ほどの水合わせを行い、袋の水ごと水槽へ放ちました。

飼育水には0.3%の塩分濃度調整を行っており、水質は弱酸性を用意。他の金魚とは混ぜずに飼育をスタートしました。このパターンでの入荷処理での問題が少なく、よくやる方法です。

エサは冷凍赤虫を与えて、慣れてきたら人工飼料も与えます。届いたばかりの頃は消化不良を起こしやすいので、食事にも気を配ります。はじめての入荷元だとより慎重になってしまいますが、手間はかかりますが悪いことではありません。

いい感じで泳いでいるので、上手く馴染んでいってくれそうです。

ではでは(^^)