◆2020年2月の良かった!気になった!【金魚・熱帯魚・水草・病気】
今月は『白黒透明鱗ランチュウ』や『出目赤茶金花房』『東錦~丹頂風~』など魅力的な金魚も多く入荷しました。
寒さも厳しくアクアリウム業界も活発な時期ではありませんが、粛々と新しい魚を集めて春を備えます。
じっくりとコンデションを上げながら、安定した管理ができる期間でもありますね。
◆第5位 気をつけたい流行の病
昨日記事にしたばかりですが、季節柄増えている病気の1つです。浮いてしまったらまずは『絶食』です。お腹の中を空っぽにしてあげるとバランスを取り戻して元通り泳げるようになります。金魚ならば2~3日の絶食(エサをなにも与えない)は平気です。
浮いているのにもかかわらず、今までどおりエサを与え続けると悪化するので厳禁です。『数日の絶食をしても元に戻れない』『浮かんだ時に水面に出る部位がやけどする』『他の重度の疾病を併発する』です。
早期発見早期治療で重症化を防ぐのは、人もお魚も一緒ですね。
◆気になる新発売水草は当たり?ハズレ?
こちら新しいアヌビアスです。花や野菜のように品種改良で新しい種類というのが生まれています。情報も少ないのでどのように育っていくのかが楽しみです。現在も水中水上ともに元気に育っており『育てやすい』というポイントはクリアできそうです。
アヌビアスと言えば、『世界一育てやすい水草』と呼ばれるほど育成環境の適応力もトップクラスです。ただアヌビアス属も種類は豊富で中には水中育成に向かない種もいます。枯らしたことがある人も多く、多くは水上モードの葉から水中化するタイミングで枯れてしまったことでしょう。
こちらの『アヌビアス・ミニマ ドラゴンクロー』も大きさや葉のシルエットなど今後の成長がどうなるのか楽しみですね。
↓こちらご参考までにどうぞ
◆第3位 ここまで大きいと特徴がよくわかる
◆中国産の『だるま琉金』が白点病でやって来たので簡単治療。飼育レポート。通販を含めた販売など。キャリコ、更紗、トリカラー。
定番の『だるま琉金』ですが、良物のご入荷でした。入荷時の白点症状もすぐに回復し3匹いましたが残り1匹になりました。(売れました)6045水槽を絶好調に泳ぎ回っています。良かったです。
小さな『だるま琉金』から育てるのも楽しいですが、ここまで体高を出し”だるま”らしくなるには2~3年くらいはかかります。飼育環境によってはもっとかかりますね。
写真の大きさであれば、色付きやカラダつきも落ち着いているので、安定して良い個体を選びやすいのもメリットですね。ここからさらに風格も出てきますから、この大きさあたりの飼育もお勧めです。
◆第2位 超高級エンゼルフィッシュ登場!!
◆『アバターゼブラレースエンゼル』入荷!!『ペパーミント』『ナゲルフレック』『カラスアゲハ(仮)』に負けない青色がすごい!!
体調バッチリでウチの水にも無事に慣れてくれました。やはり水が合わないと初期にコロッと☆になってしまうことが多いので1~2週間はナーバスな期間とも言えるでしょうか。この山場を超えればエンゼルフィッシュ自体もコンデションを上げて病気にもなりずらくなります。
せっかくのレースタイプなので大きな個体で優雅にヒレをなびかせて泳ぐ姿を見たいですね。ただやっぱり環境によっては黒っぽくも見えてしまうので、しっかりと照明の光が届く水槽で泳がせた方が綺麗です。
実物は良いですよ!
◆第1位 長く育て上げた個体でした・・・
この子はお店に来てから長くおりました。届いた時はヒレも短くインパクトは少なかったのですが、成長とともにかなりイカツクなりました。ポケモンの進化ではありませんが風貌に力強さが現れていました。
今いる若魚たち(3匹混泳中)は少々喧嘩が増えてきてしまいました。そろそろ移動が必要そうです。移動するとパワーバランスも変わるので今まで無関心に近かった他種ともバチバチやるかもしれませんね。
長く飼育が楽しめるお魚です。
などなど1年で最もアクアリウムの活気が下がると言われる『2月』の出来事でした。とは言っても初心者がアクアリウムを始めない季節であって、継続的に楽しんでいるアクアリストは多いですね。
ここから暖かくなるにつれて、屋外のメダカや金魚、それに伴ってホテイソウとお馴染みにメンバーが活気をもたらしてくれそうですね。まだ3月は肌寒いですが、春は春らしさを感じながら過ごしたいですね。
ではでは(^^)