◆熱帯魚は種類が豊富です。
やはりどの魚同士が
「一緒に飼えるのか?」
「混泳が可能なのか?」
というご質問は多いですね。
その中でも注意すべきお魚を知っておきましょう。
◆色鮮やかなアクリカンシクリッドたち
↑カエルレウス
↑スノーホワイト
美しくタフなアフリカンシクリッドのグループ。
しかもお手頃価格ですが混泳には向きません。
縄張り意識が強く、グッピーやネオンテトラをはじめとする小型の魚はやられてしまうケースが多いです。
攻撃対象が、自分のテリトリーに入ってくるものなので、プレコやコリドラスにまでも、手を出してきます。
その縄張り範囲も、45cm水槽であれば全域に及びます。
60cm水槽でも、隅っこが入らないくらい・・・
1匹1匹は美しいのですが、癒される水槽とはちょっと違います。
↑オレンジゼブラ
↑アーリー
◆間違いに注意『サーペ テトラ』
赤くて綺麗で安いテトラです。
体高もあるので、水槽内で目立つ存在に。
レッドファントム テトラや、
ロージー テトラににていますが、
ちょっと性格がキツめです。
同種間での小競り合いが、半殺しのように激しい・・・。
その他のお魚にもちょっかいを出すので、しばしばで手を焼く存在に。
販売されているのは小さめの個体なので、初めのうちは可愛いものですが、
成長するにつれ、性格にキツさが目立ち始めます。
綺麗だが上手くコントロールするのが難しいお魚ですね。
だったら、レッドファントムやロージーにしておくと良いでしょう。
↑レッドファントム テトラ
↑ロージーテトラ
◆可愛いけれど・・・スマトラ
このボーダー模様が、可愛いお魚です。
群れで泳ぐ姿も魅了的で、水槽内を明るくしてくれます。
カラーバリエーションも揃えたくなりますね。
↑グリーンスマトラ
↑アルビノスマトラ
↑プラチナグリーンスマトラ
この子達、仲間同士ではバランスが良いんですが、他のお魚への悪癖が・・・
ヒラヒラしたもの、細い長い物をみると、ついつい齧りにいってしまうのです。
グッピーしかり、エンゼルフィッシュしかり、グラミーしかり・・・
一緒に入れると嫌がられてしまいます。
一緒の飼育は向きません。
↑グッピー(ヒラヒラしてます。)
↑エンゼルフィッシュ(ヒレが長い。)
↑グラミー(触覚のようなヒレが狙われます。)
・レッドテールブラックシャーク
くっきりとした配色がとてもカッコイイお魚です。
このお魚、他の魚に対しては、比較的無関心で混泳可能ですが、同じレッドテールブラックシャーク同士では激しいケンカを行ないます。
自分の住むテリトリーに、他の種類の魚がいるぶんには問題ないが、同じ魚がいると必死に守ろうとスイッチが入る印象です。
このため、似ている体型の魚は混泳させ無い方が無難です。
全くの別種であっても『戦闘スイッチ』を押してしまったら、癒しのアクアリウムからは遠のきます。
この他、レインボーシャーク、アルビノレインボーシャークも同様の性質があります。
しかし、シルバーシャークは仲間同士で群れを作ります。
最大全長30cmとされるお魚ですが、水槽内では15cmほどで止まります。
この辺の感覚は金魚に似てますね。
飼育環境によって、大きくなり具合が変わります。
○○シャークは、名前に惑わされないようにしましょう。
※レッドテールブラックシャークとシルバーシャークを混泳させると、一方的に後者がやられるという関係になります。
◆魚の混泳は奥が深い
「60cm水槽ではダメだけど、90cmにしたらうまくいった。」
「2匹だとやられてしまうが、5匹にしたらバランスがとれた。」
などなど、改善策はあったりします。
しかし、
はじめから改善策が必要な混泳にチャレンジしないほうが楽しめます。
困ったときはご相談を!
ではでは(^^)