短いウィローモスは全部同じに見えます。
成長すれば個性が出ますが、入荷直後で販売されている段階では、何モスなのか判別困難です。
ネットなどで個人から購入する際は、意識しておくと良いでしょう。
悪気なく間違っていることもありますね。
ウィローモスの仲間は、管理がしやすい点と、流木や石に活着する特性を活かし、数多くのアイテムがリリースされています。
ただの緑色のコケとあなどるあかれ!
さてそれでは、入手しやすい○○モスをご紹介していきます。
◆ウィローモス
別名:クロカワゴケ
THE ウィローモスですね。
育成方法も簡単、活着力も良し!
定期的なトリミング(伸びた部分をカット)を行うことで、綺麗な状態がキープ出来ます。
そして、その時のカットされたモスが安価で流通(メルカリなど)もしています。
その状態で何種類かのモスが混ざると識別は困難なため、ウィローモス・ミックス、ウィローモスSPなどと表記されることもあります。
『まだ、そこまでモスにこだわりはない』
『試しに活着などしてみたい』
などであれば、利用するのもありですね。
◆南米ウィローモス
別名:ジャワモス
ウィローモスと共に、主に流通する2トップの一角です。
流木付きや石付きなどのアイテムも豊富です。
何が違うのかというと、成長した時のシルエットが異なります。
『ボサボサ』っと成長するウィローモスに対して、
『先端が三角形』のように整って作られていきます。
重なり合うモスは美しく水草レイアウトでも人気があります。
活着力は強くないので、溶けてなくなりやすい『モスコットン』や『ミシン糸』よりも『テグス』や『釣り糸』で巻き付けるのがお勧めです。
◆ジャイアント南米ウィローモス
(水草)ジャイアント南米ウィローモス
別名:スパイキーモス
南米ウィローモスをやや大きくしたようなモスで、ボリュームのある三角系が重なります。
ウィローモス同様に育成は容易なモスで、活着力も良しです。
販売時の多くは、シルエット的な特徴は出ていませんが、成長とともに現れます。
このように特徴を踏まえたうえで、モスを選んだ時は、お店で購入した方が安心ですね。
育たないと、本物かどうか分かりません。
◆ウィーピングモス
(水草)ウィーピングモス
緑の綺麗さと、重なり合う姿が人気のモスです。
活着力も良い感じです。
南米モスよりも規則性はなく、より自然に感じるかもしれません。
ボリュームのあるシルエットが重なり合うため、光の当たらない根元が枯れやすい点が注意ポイントです。
美しくキープするには、他のモスよりもワンランク上の難易度になるでしょう。
◆フレイムモス
上に向かって成長する独特なモスです。
たしかに緑の炎。
この形を生かしてレイアウトを作りたくなる魅力があります。
普通のウィローモスのように育成は簡単ですが、活着能力は低めです。
しっかりと固定すると良いでしょう。
瞬間接着剤などもありですね。
個性的なレイアウトはアイデアししだいでしょうか。
コケの世界。
身近にも探してみると、意外な場所に生えていることも。
水上で育つコケと、水中で育つコケは種類も変わるんですね。
奥の深さが伺えます。
水中での使い方しだいで、自然にも人工的にも楽しめるのがモスの魅力です。
ではでは(^^)
◆水草の種類を知りたい方にはこちらの書籍ががお勧めです。
◆テラリウムやパルダリウムに使える蘭(ラン)の仲間たち。小型着生ランは通販が入手しやすい。カヤラン(榧蘭)、セッコク(石斛)、ミヤマムギラン、ムカデラン、ムギラン(麦蘭)
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