◆テラリウムやパルダリウムに使える蘭(ラン)の仲間たち。小型着生ラン届きました。

テラリウムやパルダリウムに使えるランの仲間をご紹介します。小型の活着性植物は魅力的で個性的な品種が!!

 

 

◆カヤラン

榧蘭(カヤラン)

Thrixspermum japonicum

ラン科カヤラン属の多年草(一年草は1年で枯れてしまう。多年草は数年育成できます。)で、細長い葉が並んでいる様子が榧(カヤ)に似ていることが、名前の由来だそうです。

細めの葉が並んで生え、小柄で活着性も持ちます。自然界では樹木の幹や枝から垂れ下がるように生育します。

時折熱帯魚ショップなどでも見かけますが、入荷は不定期でタイミングしだいになります。

 

 

 

 

 

◆セッコク

石斛(セッコク)

Dendrobium moniliforme

ラン科デンドロビウム属の多年草です。

中国では漢方薬にも使われており、お馴染みのランの1種です。

テラリウムに使うことを考慮して、7~8cmほどの大きさが使いやすく、

茎は立ち上がり、細長く堅い。緑色~黒紫色にまなります。

もちろん石や樹木に活着します。

 

 

 

 

 

 

◆ミヤマムギラン

葉がやや細く肉厚で、先端が尖っているカワイイ姿の蘭です。

密集させることで、色味や葉姿が強調されとても見応えがでます!

今回は屋久島産のものが届き、自宅の水槽で屋久島の植物を育てる…なんとも贅沢。

自己満足こそ趣味と言えますね。

 

※こちらの通販情報では産地指定はございません。

 

 

 

 

◆ムカデラン

ラン科ムカデラン属

Cleisostoma scolopendrifolium

その名の通り独特の姿で楽しませてくれる小型活着性ランの1種。

ここから花が咲く(6~8月)のも魅力的ですね。

レイアウトにおいてもムカデのような姿は印象的で、目を引く存在になります。

もうすこし可愛らしい名前が良かった気もしますが・・・インパクトは大は間違いなし。

通販を利用すれば、比較的入手しやすい品種です。

 

 

 

 

 

 

 

◆ムギラン

麦蘭(むぎらん)

Bulbophyllum inconspicuum

茎の一部が膨らんでいる偽球(バルブ)が特徴的な蘭です。育成も容易で育てやすく、コロコロとした姿が可愛らしい。

この偽球茎は水や栄養を蓄える働きを持ち、古い部分は緑色の卵型の粒が並んだような姿になり、これを麦に見立てたことから、麦蘭となったとされます。

日本産の着生ランではもっとも一般的な存在、小型の活着性ランの代表品種です。

 

 

【まとめ】 

ランの仲間はテラリウムやパルダリウムにおいて見逃せない存在です。

好みは別れますが、個性的な植物は多く、小型に活着性ランという存在に目を向けて見るのも面白い。

なかなか取り扱っているお店が少ないのが・・・逆に火をつけることもあります。