グロッソスティグマが上手く育たないので対策します。パート1
人気の前景草の『グロッソスティグマ』ですが、上手く育たなくて困ってしまう事があります。ウチの店舗もフラットに近い感覚(特別対策をしていない)でレイアウトに使用してみましたが、絶不調です。
まだ枯れてはいないものの苦しい姿を見せています。きっと同じように『想像していた絨毯になかなかならない』『間伸びしたように上に浮き上がってしまう』と言ったお悩みをお持ちの方も多いです。
どのような原因が考えられて、対策はどうするのか。
◆原因は水道水?
鹿行地域と呼ばれる鹿嶋市は、海と霞ヶ浦に挟まれている地域です。山はありませんが、海が近いことからpHは高く、総硬度も高い傾向のある地域です。
どういう影響があるかというと『水草は育ちにくい』です。「えっ?!それって水草育てない方が良いのか…」とまで心配になりますが、日本は海に囲まれていますので、逆にpHや総硬度が低い地域がラッキーだとも言えます。
なので、今後も試行錯誤していきますが、1つ1つがお役に立つ情報になればと願います。
◆さらに相性悪かったレイアウト素材…
大丈夫だろうとチョイスしたのが『龍王石』でした。こちらはビジュアルもカッコ良い人気の素材です。
デメリットと言ったら言い過ぎかもしれませんが、他の石材より水槽のpHや総硬度を上げる性質があります。
なので、ウチの水槽では火に油をそそいだのごとく、pH &総硬度を上げる結果となりました。うまく育たないのは残念でしたが『ウチの水ではやっては苦しい』という情報が手に入った事に価値があります。
◆対策や打開策?!
対策1は『ソフトウォーター』でpHを下げていく方法です。二酸化炭素は溶け込みやすくなり、肥料も水草が吸収しやすくなります。
すぐに行動も取れる身軽な対策なのですぐに実行できました。ただし、元水が高過ぎるとソフトウォーターの効果も限界があるため、更なる対策も考えます。
対策2はカチオンフィルターです。浄水器に取り付けて水道水を軟水化してくれます。初期投資としては少し高価(およそ¥15000)に思いますが、健康な水草を育てるというメリットには価値があります。
対策3は龍王石を取り除くです。レイアウトをやり直す事になりますが、これもまた勉強ですね。『またやり直すなんて苦痛だ…』という方や『たしかに手間だけど、また組み直して遊ぼうかな…』と人それぞれです。
楽しんだもの勝ちですね。
ではでは(^^)