金魚の水換え後に元気がないのはナゼ?ペーハーショック
金魚の水換えを行った後に『元気がない』ような素振りを感じて不安になる事があります。
何がいけなかったのか?
どの辺りを気をつければ良いのか?
元通り元気にする方法とは。
◆原因は水質と水温のショック
水換えした後に『元気がない』ように見えるのは、環境の急変でショックを受けている状態です。
金魚にとって水槽の水と新しい水は別物です。水質がガラリと変わってしまったり、水温のショックが大きいと水底は水槽の隅っこでじっとしていたり、ヒレを畳んだりします。
水質を表す値として『ph=ペーハー』という物があり、ペーハーショックとも呼ばれます。
また、網で掬ったり、コケ取りした時に驚いてしまうと、警戒心が高まり水槽の奥で固まったようになります。なるべく丁寧に扱ってあげましょう。
◆次回からどうすれば?気をつけるポイント
水換えは水量の1/3〜1/2量を変えるように心掛けます。汚れが酷いからと全部を取り換えるとショックを受けやすくなります。
水道水、井戸水、マーフィード(アクアリウム浄水器)など、どの水源や、どんなカルキ抜きを使用しても変わらず気を付けます。
ヒーターを利用している場合は、水槽が冷めないように速やかに行います。
また新しく足す水をバケツなどで貯めたあとお湯などを入れて、手の感覚でよいので水槽水温と同じになるように調節すると金魚に優しいです。
◆元気にするには?
時間が経過すれば、ショックを乗り越えていつも通りの動きに戻る事が多いです。
しかし、なかにはそのまま調子を崩してしまったり、数日後に白点病にかかる個体が出てしまう事があります。
予防としては、塩分濃度調整(塩浴)は効果的です。金魚の免疫力が上がるので悪化することを防いでくれます。
水換え後に『元気がない』からと、あわててメチレンブルーや魚病薬を投与する必要性はありません。
焦らずに様子を観察し、病変が見られたら処置を行います。
成長や飼育期間が長くなるほど、お家の水に慣れてショックを受けづらくもなりますが、透明で同じに見える『水』の違いを判断するのは難しいです。
ショックの無い水換えを心掛けます。
ではでは(^^)