金魚を酸素なしで飼う方法とは。金魚鉢・睡蓮鉢は?水草で酸素補給は?

金魚の飼育を考えた時に『酸素なしで飼う方法』が気になる方が多くいらっしゃいます。

厳密には水中に酸素は必要ですが『コンセントが近くにない』『ブクブク・フィルター無し』『金魚鉢・睡蓮鉢で飼いたい』といったご要望です。

準備できる飼育環境は人それぞれです。

どのような方法があるのでしょうか?

 

 

 

◆酸素なしで飼えるのか?

結論としては『難しい』です。

ホームセンターで¥1000くらいの水槽セットを購入した方が簡単と言えます。

 

それでも『コンセントが無い』など事情がある場合には、いくつか方法はあります。

それは『金魚鉢で単独飼育』『大きな入れものに少数飼育する』事です。

 

例えば金魚鉢にブクブク(酸素)を入れずに飼う場合には、毎日水を丸替えします。飼育する金魚は小さな個体で1匹にします。

以前プチブレイクした『どんぶり金魚』で知っている方もいらっしゃいますが、その方法です。

 

残念ながら『どんぶり金魚』という品種はおりません。

幼い金魚をどんぶりに入れるから『どんぶり金魚』です。

成長速度は遅いですが、のちのちよく見かける大きさの金魚になります。

 

 

 

 

◆屋外で飼う

屋外であれば、大きな入れ物(バスタブ、トロ船)があればブクブク(酸素ポンプ・フィルター)を入れずに飼育できる可能性が上がります。

イメージ的には100リットルに4cmくらいのチビ金魚を数匹ですがそれでも、環境的にはだいぶ不安定です。

 

冬場は寒くて比較的安定しますが、夏場はキツイ環境となります。

その分頻繁な水換えなどで対応するなど、苦しいですがやれる事はあります。

適応能力の高い金魚なので慣れてくれれば長生きしますが、酸素がない環境は難しいと言えます。

 

 

 

◆水草で酸素補給は?

残念ながら不安定です。上手くバランスがとれて成功する事もありますが、多くの方が失敗します。

 

いくつか理由としては

・水草を金魚が食べる

・水草は夜になると酸素を吸って二酸化炭素を出す

・水草が上手く育たない

などが考えられます。

 

やはり大きな入れ物を準備すれば、豊富な水量が問題解決してくれそうですが、

水草にとって金魚は天敵のため、酸素補給を水草に頼るのは基本的にアンバランスです。

 

屋外であれば、自然の風が水面を揺らす事で酸素が溶け込みやすくなりますが、それでも『酸素なし飼育』は難しいです。

ではでは(^^)