金魚の『血管が浮き出る』身体や尾鰭の『充血』原因や治療とは。
金魚のカラダが一部赤くなっていることに気がつくことがあります。頭や背中、お腹やヒレなどさまざまな部分です。
よくよく見ると血管が観察できて『充血』しているように見えます。
これは不調のサインで放置すると悪化することも。
どのような対応ができるのでしょうか。
◆『血管が浮き出る』『充血』するとは?
金魚の身体の一部が赤くなり
『血管が見える』
『充血がある』
という状態は『赤斑病=せきはんびょう』と呼ばれます。
軽いと自然治癒する事もあるので、僅かな充血は『不調のサイン』としても認識されます。
ただし悪化すると死んでしまう事もある気の抜けない病気です。
目立つ場所は『ヒレ』の部分です。
背ビレや尾ビレが赤くなっている時は、よく観察を行い血管が充血していないか確認しましょう。
本来健康な状態では透明にみえます。
◆どうすれば?
『充血』に気がついたら、速やかに水換えを行い、0.3%の塩分濃度調整(塩浴)を実行します。
できればヒーターにより26〜27℃ほどに水温わ上げるとすると金魚の代謝も向上するので、自然治癒しやすくなります。
それでも『充血』の範囲が広がる場合や、尾鰭全体など広域に広がる場合には『グリーンFゴールド顆粒』など魚病薬を使います。
病気の金魚を別水槽へ移して治療する事もありますが、なかなか用意できる方ばかりではありません。
他の金魚への予防にもなるので、そのままの水槽で治療するのも選択肢です。
迷って治療が遅れる事が良くありません。
◆迷う治療経過…
薬の選び方や使うタイミングなど、迷う事がありますが『充血』をよく観察するか撮影をしておくと役立ちます。
治療行為を行った翌日に『充血』が…
・縮小して良くなっているのか?
・変わらないのか?
・増えているのか?
を確認します。
縮小や変わらない場合には、治療方法が間違っておらず、経過観察で様子を見ます。
逆に、充血が増えている場合には治療に改善点がないが検討します。
思い通りに薬が手に入らなかったり、ヒーターを持っていない事はよくあります。
できる範囲で行ってあげましょう。
塩分濃度調整を0.3%から0.5%に濃くするなどが選択肢になります。
◆予防する
金魚に病変が見られた場合には、速やかに処置を行うと同時に『繰り返さない』ように、問題点も確認します。
せっかく治っても、病み上がりで再発させてしまう事もあります。一歩間違えば他の金魚にも悪い影響が起こる事も。
この環境の確認を繰り返す事で、気がつくと飼育が上達しますが、自分に合った飼い方が見えてきたりもします。
出来ることから、やってみましょう。
ではでは(^^)