金魚の色が薄くなる3つの原因とは。病気の見分け方や濃くする対処方法。
金魚の色が薄くなるのは、体調不良のサインかもしれませんが、健全な『変色』なのかもしれません。
どのようなパターンがあるのかを知ると、未然にトラブルを防ぎ、勘違いした心配が減ってきます。
『色が薄くなる』時の3つのパターンをご紹介。
◆周りの環境パターン
まず色が薄くなるパターンで1番多いのは、周りの環境が『白っぽい』と色も薄くなります。ただし感覚的には「少し薄くなった気がする…」程度の具合です。
お店の水槽では、背面が黒色や青色なのは、金魚が映える効果と体色が薄くなりずらい効果もあるからです。
お家でも、バックスリーンを貼らなかったり、もしくは白色の背景にしてしまう時や、底砂が白っぽい色をしていると、金魚の色は薄くなりやすい傾向があります。
◆体調不良パターン
体調不良で体色が薄く見えるパターンもあります。『栄養失調』や『水中の過剰な成分』が原因となります。
まず『栄養失調』ですが基本的に『金魚のエサ』や『冷凍赤虫』を与えていれば、栄養失調は考えずらいです。
「金魚はなんでも食べる…」などという思考から、人の食べ物など変なモノを与えるのは控えましょう。
次に、水中に過剰な成分があると色が薄くなる事があります。カルキ抜きや粘膜保護剤(トリートメント剤)などの入れすぎは要注意。
さらに、『色が抜けたように見える』原因として、水質悪化による粘膜の白濁があります。
本来は『透明で艶を与える粘膜』が健康な金魚ですが、コンディション不良により、過剰に分泌された粘膜で艶を失い色が抜けた様にも見えます。(白っぽく見えることも)
速やかに水換えを行い、塩浴(0.3%の塩分濃度調整)を、状態不良から回復に向かいます。
◆色変わりパターン
こちらもよく紹介されますが、遺伝の影響による変色です。金魚はすべてが鮒(フナ)からの改良品種です。
さまざまなな体色の祖先(遺伝子)がいるため、成長とともに色変わりする事があります。『黒出目金が白出目金』になるなど、時折見られます。
こちらは防ぎようがありません。
また似ている症状に『黒ソブ・黒斑病』などもあるので、知っておくと良いでしょう。
◆濃くする方法は難しい。。。
金魚の色を思い通りにコントロールするのは難しいです。
色揚げフードを与えることで、色味を濃くする効果はあります。
しかし白出目金を赤出目金にするほどではありません。
日光に当てるとお魚も『日焼け』します。
より体色が濃くなる効果がありますが、色を変えるほどではありません。
さらに日光は強力なので水槽に当てると管理が難しくなります。
(コケだらけなど)
色はその子の個性です。
体調不良による色抜けは速やかに対処し、成長による変更は大切にしてあげましょう。
ではでは(^^)