ランチュウが転覆気味なので治療スタートしました。頭を下に向けている。逆立ち

先日届いたランチュウの様子がどうもおかしい少し泳いでは頭を下に向けて泳いでしまいます。

下を向いて逆立ちしてしまう以外にも、腹を水面に向けてひっくり返ってしまうパターンや、浮かぶのとは逆に水底に腹を付けて沈んでしまう事もあります。

季節の変わり目など、消化不良を起こしやすいタイミングで起こる症状なので、しっかりとケアしてあげます。

【もくじ】

・絶食を行い身体の中のガスを抜く

・水流に気を配る

・塩分濃度調整と消化の良いエサ

 

 

 

・絶食を行い身体の中のガスを抜く

転覆症状はいくつかパターンがあり、水面に浮かんでしまう場合や、逆に地面にドサっと腹をつけてしまう場合、今回のように逆立ちしてしまうなど、さまざまなパターンがあります。

浮かんでしまったり、バランスが取れない場合には体内にガスが溜まっている可能性があります。そのガスを抜くためには3日前後の絶食で回復することがあります。

エサを3日間も食べられないなんて可哀想に思いますが、これで治ってくれれば、行う価値があります。中途半端に長引かせると、ストレスから他の病気を併発することもあります。速やかに治療(絶食)を行いましょう。

混泳している場合には、他の個体も一緒に絶食です。

 

 

 

・水流に気を配る

転覆症状は泳ぎずらくなっています。バランスが悪く金魚自体も上手くコントロールできないため、日頃大丈夫な水量でもストレスになります。

上手く流れを調節し、ゆっくり過ごせているか観察しましょう。ヒレを動かさずにボッーとできると休めています。

 

 

 

・塩分濃度調整と消化の良いエサ

トリートメントとして、塩分濃度調整を行うと代謝が上がり転覆症状の緩和が見られます。塩を測って入れるだけなので、薬よりも安全で安価に行えます。

さらに人工飼料よりも、消化のしやすい『冷凍赤虫』に飼料を変更するとより完治しやすいです。

水温も低いと代謝が落ちるためヒーターを入れて25℃程に上げていましたが、白点病が併発したため28℃まで更に設定温度を揚上げました。

このまま数日経過を観察します。

このように、転覆病で体力が低下するために他の病気になってしまうとがあります。

早期発見早期治療がポイントですね。

ではでは(^^)