◆金魚の飛び出し
今日、給餌をしていたら魚が水槽から飛び出してきました。油断しているとびっくりしますね。飛び出してきたのは錦鯉で、蓋の隙間から軽く跳ね除けるような状態で出てしまったようです。
チカラの強いお魚は重石も必要です。
すぐに水槽へ戻せたのでことなきをえました。
そこで…
『金魚水槽にもフタは必要なのか?』
金魚の飼育スタートセットには、まず蓋が付いています。ですが使わずに飼育している方は多いです。
上から眺めたいという方や、餌やりや掃除の時に邪魔。ウチの金魚は飛び出さない種類だから。など、蓋を設置しない方は結構います。
『飛び出し問題』としては、金魚は種類で必要性が分かれます。
長物と呼ばれる和金(金魚すくいの金魚)、コメット、朱文金など、身体が鮒(フナ)に近く遊泳力が高い品種は飛び出す危険性があります。
蓋を設置していないと、ある日に水槽の前で煮干しになっている事があります。それこそ、元気で状態が良いほどありあまるパワーで飛び出してしまうので、手塩にかけた苦労が水の泡です。
逆に、丸物と呼ばれる琉金や出目金、オランダ獅子頭、ランチュウなどは、なかなか飛び出すだけの遊泳力がありません。
『飛び出し防止』の観点から言えば、蓋は不要です。
しかし…
単に飛び出しを防止するだけが、蓋の役割ではありません。
これから、冬場に効果を発揮するのは『保温効果』です。蓋が無いと水温はとても下がりやすくなります。ヒーターを設置して保温する水槽では蓋をしっかりします。そうしないと温めたところから冷ましている状態となり電気代もかさみます。
また保温と同時に保湿もしてくれます。冬は乾燥するので水槽の水が減るのを予防してくれます。エアレーションやフィルターのブクブクで弾け飛ぶ水しぶきも防いでくれますね。
その他にも異物の混入を防ぎます。とくに夏場の殺虫剤などが危険ですが、冬場でもホコリなどを水槽に入らないようにしてくれます。
総合的には、水槽に蓋を設置するメリットが多いですが、自分に合った飼い方をするのが良いです。
また、蓋を持っていないという方や、無くしてしまったという方は、お店や通販で販売もされていますので探してみましょう。メーカーごとに微妙にサイズが違う事もあるので心配な方はメーカーのサービスコールやお店で聞いてみると安心です。
ではでは(^^)