◆飯田(イイダ)という産地。琉金・オランダ・丹頂・東錦はブランド魚??
専門店に限らず、ホームセンターでも見かけるほど人気なのが『飯田』と名のつく金魚たちです。しかしこのネーミング・・・
『どこの産地なのか気になっていた』
『作った人か養魚場の名前でしょ?』
と想像されやすいが、実は両方とも違います。ちょっと変わった存在の『飯田金魚』についてのお話しです。
◆今の飯田は産地ではない?!
元々は生産されていた地名が由来とされていますが、現在ではさまざまな地域で『飯田金魚』は産まれています。
これは評判の高い『飯田産の金魚』を親魚として、生産されている『血統』であり『ブランド化』しているというところです。
生産されている養魚場でも、ブリーダーさんの名前でもない、独特の名称が『飯田』の金魚です。
もちろんロボットではなく生き物ですから善し悪し個体差はあります。また更紗(さらさ)などはみんな違う模様ですから選ぶのも楽しみです。
◆人気の『飯田〇〇』
飯田琉金や飯田更紗琉金が有名ですが、この他にもオランダ獅子頭や丹頂(たんちょう)、東錦(あずまにしき)といった品種も人気です。
色味や体型が全体的に整った個体が多く、知っている人は少し高価でも選んでいます。もちろん生き物ですから欠点が全くないことはありませんが、積み重ねた信頼こそがブランド力になります。
とくに東錦はキレイな個体が多いのですが、流通量もそこまで多くなく、なかなかのお値段になってしまうのはお約束です。
ホームセンターで安価で販売される琉金が悪いと言うことはありません。個体も幼い方が安価になる傾向もあります。
ただ金魚の魅力に興味がある方は、1度は『飯田の金魚』が気になってしまうものです。もし見かける機会があったならば、足を止めて観察してみるのも良いものです。東錦は必見です。
ではでは(^^)
さまざまな金魚に興味のある方は1冊読んでみると世界が広がります。