◆メダカが産卵しない時は『外に出してみる』

『もう産卵しても良いはずなのに、いっこうに卵が見つからない・・・』

『こないだまで産んでたのに、最近ぜんぜん産まなくなってしまった。』

と思ったことはありませんか、もしかしたら知らないと今からそうなってしまうかもしれません。

メダカは基本的には『ほっとけば産卵している』ほど繁殖しやすいお魚です。

しかし、意外と室内で飼育しているとストレスなどで『産卵してくれない』『産卵を辞めてしまう』個体が見受けられます。もしくは屋外にも関わらず産卵をが見られないときは環境を見直すタイミングです。

 

 

◆室内から『家の外』に出してみる

室内で飼育しており『なかなか産卵しなくて困っている』方は、屋外へ出してみるのが良いです。

日光が当たり、自然の風が吹く場所ならばエアレーションも不要です。できれば510リットル入る容器(発泡スチロールでもOK)に1ペア〜3ペアくらい泳がせておけば産み出します。

すでに屋外飼育であったり、産卵を狙うならば、栄養豊富なエサをしっかりと与える事も大切です。普通のエサよりも産卵に向けて栄養価の高い飼料を与えることは効果的です。大人のメダカであれば、環境が変わり数日で産卵が始まります。

卵は目安として3〜4日で孵化するので、別の器に移しておけばすぐに可愛い稚魚の姿が見られます。

 

 

◆卵に気付いていない

意外とあるのが『産卵の見逃し』です。親メダカは卵を食べてしまいますし、お掃除屋さんにタニシやエビが入っている場合も食べられてしまいます。

産卵用に『水草を入れすぎ』ていると、卵を探すのには苦労してしまうので、あえて少ない数にしたり、人工の産卵床を入れておくのも選択肢です。

産卵は朝方行われる事が多く、その後数時間はメスが卵を『ぶら下げている』姿が観察されますので、起きたら産卵チェックをする習慣すると効率的です。

 

 

◆エサと水質の飼育環境を見直す。

産卵しない時は日頃の管理も見直す良い機会です。エサは開封後に半年近く経過していたら、新しい物と買い替えると良いでしょう。もちろんエサのあげすぎも水質悪化するのでNGです。

水換えが刺激となり活性が上がると産卵行動のスイッチが入ることもありますし、屋外管理の時はグリーンウォーターにするメダカのコンデションが上がります。

教科書どおりに勧めつつ、現実の飼育問題に合わせてアレンジや試行錯誤も楽しめるのが趣味の醍醐味です。「なんとなく生まれてた・・・」というよりも、苦労して稚魚を取った人にしか分からない嬉しさがありますよ。

ではでは(^^)