◆ヒメタニシ・マルタニシ
「気付いたら死んでいて悪臭を放っていた…」
「生きてるか死んでるかわからない…」
『お掃除屋さん』としても人気のタニシですが、飼育していると魚とはまた違った疑問や問題点が現れます。飼育が難し訳ではありませんが、行動がお魚とは違います。おうちでの『元気な個体の見分け方』と『お魚との混泳相性』についてお話します。
◆元気な個体の見つけかた
写真のように水上で置いて置くと『動き出す』個体は元気と判断できます。貝殻の出入り口を上に向けて置くと、元気な個体はしっかりとひっくり返り歩き出すのでよく分かります。
逆に出てこない個体は『衰弱』『瀕死』の可能性が高いです。この時にタニシの臭いを嗅いでみると、すでに死んでいる場合には悪臭を放っているので分かります。
※この時、直接臭いを嗅ぐとかなり刺激が強いため、手で仰ぐように探ります。
貝殻から出てこなく、臭いもしない個体は復活する可能性もあります。水槽へ貝殻の出入り口を地面に向けて戻してあげると、再び動きやすくタニシに優しい置き方になります。
↑ヒメタニシ
↑マルタニシ
◆一般的なお魚との混泳組み合わせとは
錦鯉(ニシキゴイ)
基本的にタニシを食べてしまいます。池のように広く隠れ家が多ければ、見つからずに済むことも。
金魚
基本的にタニシを食べてしまいます。ありそうな組み合わせですが、動くタニシを突いてしまうので、しだいに弱り気が付いたら空っぽに。
メダカ
混泳できます。残りエサのお掃除もしてくれるので相性バッチリです。メダカのたまごは見つけるとタニシも親メダカも食べてしまうので、繁殖を狙う時はこまめに卵の回収します。
ドジョウ
混泳できます。お互いにお掃除屋さんとして活躍するため、タニシにもしっかりとエサが行き渡るように気を配ります。
タナゴ
混泳できます。お互いに無関心に近い関係なので良好です。タナゴが産卵に使うのは『二枚貝』なのでタニシとは別物です。
魚が多すぎる
メダカやドジョウ、タナゴなども過密に飼育しているとタニシを突いてしまう事があります。適切な量で管理します。
タニシも環境が合うと増えます。稚貝は意外とエサが行き渡らずに死んでしまう事も多く、増えすぎて困る場合は『エサのやり過ぎ』を見直しましょう。
お魚同様にタニシも大切に育てたいですね。
ではでは(^^)