◆金魚水槽でPHを下げる方法を考える

みなさん、金魚を上手く飼いたいと考える事は多いのではないでしょうか。その為には病気になってもすぐ治せる技術を付けることも大切ですが『病気にならない環境づくり』を考えることがポイントです。

その為には、水換えをサボらないことや、塩分濃度調整、エサの適量を心掛ける、フィルターマットなどをちゃんと交換するなど日常管理に慣れる事も大切です。

そして、地味に効果的なのがPHを下げる事です。PHは水質の状態を表す基準の1つですが、日本の水質は中性〜弱アルカリ性が多いです。

 

 

PHを下げるメリット

PHが下がると金魚は病気になりにくい傾向があります。これは水質が酸性に傾くことで一部の病気の原因となる細菌が減少することだと思われます。

金魚に限らず熱帯魚でも同様の効果があり、狙って調整しているショップもあります。

金魚のケースでは軽症の充血などは症状が緩和されることもあります。この時はPHが低いことち

 

 

PHを下げるための『底砂』と『降下剤』

PHをあげるのは簡単ですが、下げるのは少し苦戦します。

『底材』はソイルを選ぶとPHが下がりやすくなります。しかし金魚はソイルをもぐもぐと砕く性質があるため、フィルターは濾過能力のしっかりした物を選びます。

金魚に人気の大磯砂は貝が含まれているためPHを上げてしまうので相性が悪く、GEX社のベストサンドは中性なのでフィルターの能力に不安がある時はこちらも選択肢に。

『降下剤』はテトラ社が出している物がホームセンターでも販売されており手に入れやすいです。デメリットは翌日にはまたPHが上がってしまうパターンが多いというところ。バクテリアが豊富に定着するとPHは自然と降下するようになるので、塩梅を見ながら地道な作業になることもあります。

※二酸化炭素を添加するとPHが落ちる傾向がありますが、金魚水槽には必要性が低く、さらに高価な器材になります。

PH調整をいろいろ試すときには、紙は分かりづらいので、液体かデジタル計があると良いです。

ではでは(^^)