◆『ブセファランドラSP.スカダウ ブラック』1.2.3と地名由来の名前で多くの品種が流通。通販を含めた販売や価格帯とは【Bucephalandra sp.

『スカダウ1』『スカダウ2』『スカダウ3』をはじめ、インドネシアの地域名である『Sekadau=スガダウ』をインボイス(流通名・販売名)に持つブセファランドラは多く流通します。

本種『スカダウ ブラック』もその中の1種であり、細葉系の緑暗色の葉を持つブセファランドラです。

入荷状態はやや葉欠けが見られますが、茎や根は元気そうです。やはり半水上の環境で育てられていた様子が伺えます。

 

 

 

◆『スカダウ ブラック』の特徴

細葉系で葉幅67㎜、葉長4cmほどあります。しっかりとしたウェーブが縁に入りますが葉全体が反り返るようなカールそこまで強く入りません。暗めの緑色の葉を持ち、そのあたりからブラックと呼ばれてるのでしょう。

葉脈やラメはあまり目立たず、地味目な印象ですが、茎の頭頂部はやや赤味を帯びます。葉先はスペード状に尖ります。

 

そこまで飛び抜けたとキャラクターとは言えず、人気物というよりもマニアックな存在です。趣味の世界なので気になったら育成してみたくなりますが、価格帯が高価ではないのでチャレンジしやすく嬉しいのはメリットですね。やはり上手く育て上げられた植物はより一層魅力的に見えます。

育成は一般的なブセアランドラに準じて容易な部類。水上水中どちらの育成にも向く中型種です。注意点としては『水道水に触らない』です。翌日ドロっと溶ける事がありますので、洗ったり濯ぐのも水槽の水を使うのがお勧めです。

 

 

 

◆通販を含めた販売や価格帯とは

入手難易度Bクラス。

やや手に入れづらい。

販売価格は1株およそ¥1500¥2000前後で、株の状態やボリュームで変動します。

本種のようにさまざまなブセファランドラが、インドネシアファーム便により国内へやってくるため、エビデンスは低めですが、魅力的なブセも届きます。

飛び抜けた個性は無い存在ですが、この様な株はお店の隅っこで、大繁殖、ボリューミーに出来上がる事があります。

そんなお得な株を見つけたら、見逃すのは勿体無いかもしれませんね。

ではでは(^^)