◆初!!プラチュアップキリカーン産のドワーフスネークヘッド。チャンナ・リムバータ(Channa limbata)飼育のポイントは水温。
東南アジア~イランという広範囲に生息分布しているのが『ドワーフスネークヘッド』です。当店初入荷産地の個体が入りました。
今回はプラチュアップキリカーン産とトラート産の2種類が入荷。どちらもタイの地名(適切な発音でないかもしれませんがご了承下さい)ですが、距離的にはおよそ東京~名古屋くらい離れており、この記事では前者の写真中心でお送りいたします。
どちらもバリエーション豊富なドワーフスネークヘッドの中でも『タイ産』と言われる代表的な見た目をしており、チャンナ・リムバータ(Channa limbata)の名前でも知られております。
↑上2枚とも『プラチュアップキリカーン産』
↑こちらが『トラート産』です。
◆まぎらわしいドワーフ??
スネークヘッドビギナーにとっては少し混乱する存在でもあります。名前に『ドワーフ』とつきますが、成長すると20~30cmほどになり、知名度の高いレインボースネークヘッド(全長20cm)よりも大きくなります。これはスネークヘッド全体を見回すと1メート級のいるためドワーフというネーミングが当てはまります。
また比較的安価な個体も販売されておりますが、飼育方法に癖があり低水温を好むということです。夏場の高温は注意しつつ秋~春の間は日本の気温を活かして低水温期間を設けてあげると良いでしょう。さすがに冬は寒すぎるのでサームスタット付きの温度調節できるヒーターで管理します。
日本に帰化するほどの強健な雷魚のイメージと、安価さからくる油断で衝動買いされることもありますがしっかりと準備してから飼育しましょう。もちろん持て余して逃がしてしまうなんてことはあってはなりません。
細かな飼育法など詳しくは『アクアライフ2018.3スネークヘッドの世界』にて解説されているので、スネークヘッドファンのバイブル的1冊として持っておくと間違いありません。現在流通するスネヘを網羅しているような教科書です。
このプラケースがおよそ20cmあります。立派な個体が入荷致しました。
メタリック感のある体表が魅力的です。縁取るオレンジ色の発色は薄いですがこれから落ち着いてくると発色の変化が見られそうです。
撮影中も油断すると飛び出しそうになります。飼育時は厳重に注意しましょう。
尾びれの欠けは少し気になります。早く治ってほしい。
移動直後から指に向かってくる素晴らしさ・・・物陰に隠れる仕草もなくどっしりとしています。
これもスネヘの魅力ですよね。冷凍赤虫を1ブロック落としてみたらぺろっと食べておりました。水温は23度で飼育します。
いろいろな産地を見たくなりますね。
ではでは(^^)
↓同時に入荷したトラート産ドワーフスネークヘッドはこちらでご紹介しております↓