◆薩摩養魚場産の出目パールスケールを飼育管理。ピンポンパールとの混泳もできる注目の金魚とは。

あまり見る機会のない出目タイプのパールスケールです。パールスケールとはピンポンパールの土台となったと言える品種。

パールスケールよりも、ピンポンパールの方が丸みが強いですが、個体差があるため丸さ加減はそれぞれ違います。やはりまん丸とした個体が人気ですね。

泳ぎが得意ではないため、ピンポンパールやパールスケールと言った品種との混泳が可能ですが、コメットや出目金、琉金など多くの金魚との混泳には向きません。

◆入荷後の飼育環境など

今回パールスケール10匹ほどSMサイズで入荷しました。台風19号の影響により、いつもより一晩多く運送業者さんの倉庫で過ごしてきましたが、着死もありませんでした。

水合わせは丁寧に2時間ほど行い.飼育水は0.3%の塩分濃度調整をおこなってあります。水温は26℃です。

開封後は3〜4匹が水底でじっとしていましたが、5時間ほど経過すると元気に泳ぐようになり、アクシデントも乗り越えてこの調子なので、なかなか強い印象を持ちます。

アクシデントで急激な低水温を体感すると、23日以内に白点病が現れる可能性が高いので、意識して観察します。

◆通販での流通や価格帯とは

流通はそこまで多くはありませんが、薩摩養魚場からのリリースのため、少ないながらも定期的に出回りそうです。

販売価格帯は、SMサイズで、1匹はおよそ¥1000するかしないか。ピンポンパールと同じくらいです。

流通名で『出目ピンポンパール』という品種も出回りますが、同種なのかは不透明なので信頼できそうなショップから購入しましょう。

出目ピンポンパールも出目パールスケールも、非常に似ており身体の丸みは個体差も激しく、どちらであっても丸い個体は丸く、若干胴長の個体はラグビーボールの様に見えます。

国産ということで、水温も常温飼育しやすいですが、上下変化を抑えるためにヒーターの利用も選択肢ですね、自分に合う飼育スタイルを探します。ではでは(^^)