◆「茶ゴケ対策にエビを入れたい」

というご相談がありました。

聞けば金魚の水槽だそうです。

・・・これは困った?!(´・ω・`)

金魚とエビの相性は良くありません。

ちなみにタニシも良くない。

金魚水槽のコケ対策には、どんな生体が入れられるのだろうか・・・

 

 

◆熱帯魚に目を向けてみる

常温の水槽に入れられるコケ取り役は少ないです。

ヤマトヌマエビやミナミヌマエビや、

タニシや石巻貝・・・その他貝類ですが、

どちらも金魚に食べられてしまうリスクが高いです。

そこで、ヒーターを追加すれば一緒に飼える熱帯魚に目を向けました。

 

 

◆セルフィンンプレコはイマイチ・・・

↑セルフィンプレコにもバリエーションがいます。

金魚水槽のコケ取り役のイメージはありますが、将来的にイマイチです。

昔からよく、金魚水槽のコケ取り役として飼われる魚で、

アートな金魚アクアリウム展でも探すと入っています。

将来的に20cmは軽く超える大きさ(40cmくらい)に成長するので、そこまで見計らうと飼うのをためらうのが普通です。

また、最近は沖縄で帰化したニュースが話題でTVでも取り上げられる存在になっていますが、

基本的にはセルフィンプレコも熱帯魚なので、日本の冬は寒くて越すことは出来ません。

また、セルフィンプレコをはじめ、オトシンクルス、ブッシープレコなどの魚は薬に弱いという特徴があります。

白点病にかかりやすい金魚では、メチレンブルーを使用する方はおおく、薬でプレコたちナマズ属を殺してしまっていることがあります。

逆に言うと、病気の祭には薬を使わないで治療をしなければなりません。

長い目で見ると、あまり相性はよくありませんね。

 

 

◆薬に強いコケ取り役とは

では金魚とも相性が良くて、薬にも強い熱帯魚はいないのか・・・

いました!

アルジイーターです。

口が吸盤状で、ガラスや流木などについたコケを食べたくれる。

尚且つ、薬に対しても弱くありません。

気になるのは性格の相性ですが、アルジイーターは大きくなると気が強くなり威張り出す傾向があります。

金魚の方が大きくなるので、一方的にやられる訳ではありませんが、気に留めておきましょう。

もちろん熱帯魚なのでヒーターは必要です。

↑ちなみにゴールデンタイプもいます。

 

 

◆やっぱり人力?

なんだかんだ、人が手を入れることは、間違いはありません。

コケを食べてくれる生体を入れてみることも良いですが、

そもそも”コケが生えづらい水槽”というものを目指すのも選択肢。

何が自分に合うかわやってみないと分かりません。

もしお困りの際は、アルジイーターも試してみてはいかがでしょうか。

ではでは(^^)