◆松かさ病症状のレッサーパンダ出目金と、不調のミルク東錦をまとめて薬浴。水面を向いてボーッとするのは不調です。

 

 

 

 

◆今回の治療の内容

治療内容は、リフィッシュ&0.3%塩分濃度調整です。

全体的に不調のミルク東錦の水槽へ、状態の悪いレッサーパンダ出目金を移動させて薬浴をさせました。

治療を開始した翌日に、炎症が進行してしまっているとまずいですが、治ってはいなくとも悪化していなければ、とりあえず経過を観察します。

 

 

↓前回入荷時のブログはこちらです。

◆レッサーパンダこと虎出目金入荷したら、こちらも不調な個体が。松かさ病の初期症状を見逃さない!

 

 

◆入荷時から数匹不調だったレッサーパンダ出目金

ひどく松かさ病症状のレッサーパンダ出目金は、薬浴開始後して程なく亡くなってしまいました。

やはり、致死率の高い嫌な病気です。

この他、口周りに出血のような炎症が見られた個体はなんとか回復しています。

徐々に炎症が収まり、健康な状態へ戻りつつあります。

継続して薬浴を続けますが、エサの量は少なめに与えて水を必要以上に汚さないように注意するとさらに良いです。

 

 

 

◆水面を向いてボーッとするのは不調です。

こちらは、ミルク東錦です。

うっすらと毛細血管のような炎症が見られ、水面を見つめるようにボーッとする時間が長くあります。

このような様子を見た心当たりがある方も多いのではないでしょうか?

同時に背ビレも閉じてしまうのも観察され、総称して『元気がない』と感じる動きとなっています。

何かしら細菌が悪さをしていると推測され、放置しても治ることもありますが、0.3%の塩分濃度調整を行うことは効果的です。

 

 

◆リフィッシュを使った細菌治療

昨今の魚病薬が手に入りづらい傾向があり、一部のホームセンターでは入荷が途絶えています。

当店も主な魚病薬の仕入れが止まったってしまっているため、代役としてリフィッシュを使用しています。

使用方法は、そのまま規定量を守って入れるだけなので、難しい再調整などは行いません。

このまま、うまく治ると良いのですが

ではでは(^^)