◆アベニーパファーとヤマトヌマエビ、ミナミヌマエビ、タニシ、石巻貝との混泳の相性とは。

水槽のスネール(貝)対策として重宝するのがアベニーパファーです。1匹入れておくだけで60cm水槽のスネールがいなくなります。

そして、スネールを食べ尽くしてしまった後に餓死しないよう、冷凍アカムシが飼育には必要となるので、知っておくと良いでしょう。

そんなアベニーパファーですが、クリーナーフィッシュと呼ばれる生態との相性は、どうなのか、記載します。

 

 

 

 

 

◆アベニーパファーとヤマトヌマエビ

→水草水槽では見られる組み合わせです。

この組み合わせは、比較的安全な組み合わせです。ヤマトヌマエビはアベニーにくらべて身体が大きく、襲われる心配が基本的にありません。

逆にヤマトヌマエビから、アベニーパファーへの攻撃は行ないません。ただしアベニーパファーが屍(しかばね)になってしまった場合には、分解者としてヤマトヌマエビが続く姿があるかもしれません。

ヤマトヌマエビはコケをクリーニングしてくれるので、とくに水草水槽には必要不可欠!そこまで水草を入れていないレイアウトでも、隅々まで掃除をしてくれる存在です。

60cm水槽であれば、ヤマトヌマエビ5匹ほどで様子をみましょう。水草が多かったり、コケが酷い場合など、物足りなさを感じた時には追加します。

 

 

 

◆ミナミヌマエビとアベニーパファー

→水草水槽で見られる組み合わせですが、時折ミナミヌマエビが襲われます。

こちらは、ヤマトヌマエビより危険な組み合わせになります。口に入る体格差があると、アベニーパファーがミナミヌマエビを食べてしまいます。(水槽内で自然繁殖した稚エビなど)

さらに、口に入らない体格差でも、アベニーから突かれたりする姿が目撃されます。

食べ物が少なく隠れ家の少ない環境では、ミナミヌマエビがやられてしまうことが増えます。

まったくダメな組み合わせではなく、水草や隠れ家が多く、広い大きな水槽になるほどミナミヌマエビ生き延びるので、混泳バランスが整う傾向があります。

60cm水槽のミナミヌマエビ数目安ですが10~20匹入です。クリーニング具合に物足りなさを感じた場合は、買い足すと良いでしょう。

 

 

 

 

 

◆タニシ、石巻貝とアベニーパファー

タニシや石巻貝は、アベニーパファーよりも身体が大きかったり、とても歯では砕けなさそうな貝を持つタニシやイシマキガイですが、混泳はNGです。

貝が頭を出した瞬間や、貝が動いている時にアベニーパファーがちょっかいをだすことで、自ずと弱ってしまいます。

クリーナーフィッシュ同士通しの組み合わせにも注意すると良いでしょう。

60cm水槽に入れる貝類の目安ですが、5匹ほどで様子を見て、物足りなかったら増加を検討しましょう。

 

 

水槽が大きく隠れ家が多いことで、生体どうしの遭遇率が下がります。また逃げた時にかく乱しやすいなどのメリットもありますね。ではでは(^^)