◆日本の水田雑草が欧米より逆輸入。ツユクサ科のムルダニア・ケイサク、パンタナルクリスパ・グリーン、レッド、ギニアン・クリスパとは。

 

 

◆ムルダニア・ケイサク

Murdannia keisak

日本🇯🇵、中国🇨🇳に分布するツユクサ科の植物です。沈水葉は狭披針形で、9cmほどです。斜上または直立して生長します。葉色は緑白色ですが、強光下では赤みを帯びます。

日本では水田雑草でしたが、稲に混じり欧米に帰化し、そこから水草マニアが注目されました。組織培養で逆輸入されるという変わった現象がおきています。

流通量はそこまで多くなくホームセンターでは難しいです。お近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

 

 

◆パンタナルクリスパ・グリーン

Murdannia sp. Pantanal Green

パンタナルクリスパのグリーンタイプで、透明感のある明るい緑色は魅力的です。しかし環境が合わないと色がくすみ茶色に枯れてしまいます。ソイル、強光、二酸化炭素を整えると育成は容易です。

南米ブラジルのパンタナル湿原産ですが、不思議と和の雰囲気にも合い、ボルビティスなどアフリカ産の水草とも合います。

流通量はそこそこありますがホームセンターでは難しいです。お近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

 

 

◆パンタナルクリスパ・レッド

Murdannia sp. Pantanal R ed

ブラジル🇧🇷パンタナルに分布する水草で、透明感ある沈水葉はピンク色から赤色になり、葉姿は縮れたように強く波打ちます。

PHを低くく抑え、強光、二酸化炭素の添加を行えばワインレッドになることもあります。斜上して伸びるため、中景から後景の茂みから飛び出るように使うのも面白いです。

流通量はそこそこありますがホームセンターでは難しいです。お近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

 

 

◆ギニアン・クリスパ

Commelinaceae sp. Guinea

アフリカのギニア便で入荷したツユクサ科の水草です。イボクサに似ますが花を見ると別の属であるようです。沈水葉のサイズはイボクサほどで葉縁が波打つ違いが見られます。

光が強いた茎上部の葉が赤く色づき、アジアンテイスト感は低くく、レイアウトに導入する歳は多彩な組み合わせを楽しむことができます。

流通量は少なくホームセンターでは難しいです。お近くの熱帯魚ショップを利用するかインターネット通販検索で入手します。

 

 

このほか、水草にご興味のある方はこちらもどうぞ。最新の水草情報が掲載されています。光量や二酸化炭素の量、低床の種類なども育成の参考になります。