◆プラティが痩せてしまう病気とは?健康な飼育管理で病気を予防する方法。

丈夫なプラティも、水合わせに失敗したり、飼育環境に馴染めないとストレスを感じ病気になってしまいます。よくあるのは、ヒレを畳み痩せてきてしまう事です・・・

 

◆起こりやすい痩せる病気?

プラティのコンディション不良の減少の1つに『痩せこける』というものがあります。これは細菌感染が疑われ、治療が難しい症状です。魚を観察して見える特徴は以下の通りです。

 

・痩せこけてみえる

・各ヒレを畳んでいる(背ビレが目立ちます)

・フラフラ泳いでいる(お尻を振っているよう)

・エサを食べない

・エラの呼吸が苦しそう

・色が薄くなっている

 

などが有ります。

いずれも治療は難しく、『日々の管理で予防する』『元気のない個体を選ばない』事がポイントとなります。

 

 

 

↑元気な個体は背びれなどピンと張っている。

 

◆プラティを健康に管理するポイント

・エサの量に注意する

プラティは人工飼料などなんでも良く食べてくれる魚です。メーカー問わず食べてくれます。しかし時間が経過して水中に落ちているエサなどはあまり食べません。2~3分で食べきる量を与えると良いでしょう。

例えばですが、

1日に1回で5分で食べきる量

を与えるよりも、

1日5回で1分で食べきる量

を与える方が水は汚れづらいです。

自分のやりやすい回数で構わないので、与え過ぎに注意しましょう。「普段は少なめを意識して休日にはオヤツをあげる」なんてマイルールも良いですね。

 

・水温や水質の順応力はあります

多少水が汚れたり、濁ったり、水温変化が起こっても大丈夫な強い魚です。かといって、サボり過ぎは良くないので、水が透明で良さそうでも、月に1回程の水換えは継続する事で、熱帯魚の健康は保たれます。エサの与え過ぎなどで汚れてしまった時には、前倒しで水換えすると良いでしょう。

 

ヒーターもしっかり設置して、水温の上下変化があまり起こらないようにしましょう。水流がある所へ設置し、ワット数も水量よりも大きめを付けるのがおススメです。

 

 

◆『元気のない個体を選ばない』

もう一つ大事なのは購入の際です。

『元気がない』と言うのは簡単ですが、言葉に詳細を書くと堅苦しくなります。先程と重複してしまいますが…

・痩せこけてみえる

・各ヒレを畳んでいる(背ビレが目立ちます)

・フラフラ泳いでいる(お尻を振っているよう)

・エサを食べない

・エラの呼吸が苦しそう

・色が薄くなっている

となります。水槽にいるプラティを見比べて、「なんか違和感がある個体だな…」となる子は避けておくと無難でしょう。詳しそうなスタッフさんであれば、相談する事も良い事です。

生気あふれる個体を選びリスクを回避しましょう。

 

 

 

◆水草よりも塩を入れる

水草には水質浄化作用がありますが、フィルターが入っている方が水を綺麗にしてくれます。

『塩』は水質浄化ではなく、魚のコンデションを上げるのに効果的です。0.3%~0.5%の濃度に調整する事で、魚の回復力がグッと上がるのは、アクアリウムと業界では常識となっています。(まだまだ一般認知度は低いです)

しかし、水草は塩分で枯れてしまいますので、どちらを優先するかもポイントです。魚の調子が悪い時は塩を優先して、元気であれば水換えを行えば塩分が薄まるので水草を入れられます。

 

 

水質を良く管理する事は、他の魚にも良いことです。上手く活用しましょう!

ではでは^_^