◆年末、年始の里帰りなどで水槽の管理が出来ない時の準備とは。金魚にならってアベニパファーも前もってやっておく?

水槽にエサを与えないとどうなるのか?

簡単に餓死することは少なく、ゆっくりと痩せていく傾向があります。

しかし体力は落ちるので、病気になったり混泳水槽では弱い個体からロスしていってしまいます。

 

旅行や里帰りなどで家を空けるときにはどのような準備がよいのでしょうか。

魚やエビは、水槽の中にも目に見えないような微生物が発生するので、何かしら食べてしのぐことが出来ます。

何も敷いていない水槽よりは、砂利でも砂でもソイルでも敷いてあると、微生物の発生量も増やす効果がありますね。

水草もカボンバやアナカリス など丈夫な金魚藻を浮かべておけば、金魚はソレを食べる事もします。

逆に行ってはいけないのは、外出直前の山盛りゴハンです。

エサの大量投入により水質悪化がおこり魚がロスしますので注意しましょう。

 

◆金魚の場合できること

2~3日程の外出であれば、絶食してもロスしてしまう事はあまりありません。

金魚の大きさにもよりますが、5~6cmあれば、体力も上がるので3~4日絶食しても平気なほどです。

「これ以上の外出の予定がある…」という場合では、フードタイマーを導入したり、お留守番フードという商品の利用も候補にあがります。

または、『前もった脂肪つけ』を行うと良いでしょう。

数週間前から、飼料を増やし太らせるイメージです。

エサの量を増やす分、水の汚れも考慮して水換えも行いましょう。

 

◆アベニーパファーは例外??

小型フグのアベニパファーは人気の魚です。

しかし、金魚に入れる水草のように、長持ちするオヤツの様な存在があれば良いのですが、なかなか代用できる飼料はありません。

もし、乾燥クリルを食べてくれるフグならば、フードタイマーを利用すると良いですが、基本的には冷凍赤虫かスネール(貝)しか食べません。

こうなるとアベニーパファーの様な小型種は、長期外出中の管理が少し難しいです。

そのため、数週間前から飼料の量を増やして、なるべくエネルギーを蓄えて貰うと良いでしょう。

基本的なエサは冷凍赤虫です。一度にたくさん与えても、食べ残してしまうので、与える回数を増やします。

さらに『塩』は魚の体調を整える力があるので、入れていくと良いでしょう。

0.3%に調整します。

空腹での小競り合いは、致命傷になることもあるので、アナカリスなど塩分にも強く丈夫な水草を多めに入れてケンカ分散の隠れ家にするのも良いでしょう。

ではでは(^^)