■金魚や熱帯魚の上手な管理テクニック。隔離・セパレータを飼育に利用する

 

◆避難先を作っておく

いざという時の為に、避難場所を準備しているアクアリストは多いです。

それも経験を積んでいるほどです。

何かの拍子に魚同士のバランスが崩れてしまうことってあるんですよね。

新しい魚を加えた時や、水温変化が起こる季節の変わり目などなど。

 

・ちょっと元気がない個体は、安静にすると復活するしますが、他の金魚に突かれ始めると、一気に弱ります。

 

・水換えのショックにより、発情モードになったオスは、しつこくメスを追い回してしまいます。

弱ってロスに繋がることもあるので、落ち着くまでオスでもメスでもどちらかを隔離すると大事にはいたりません。

 

・他の個体よりも、痩せている・身体が小さくてエサの競争に負けている個体も、隔離飼育する事で、集中的に体力をつけさせることが可能です。

 

・小競り合いで済めばよいのですが、致命傷を負ってしまう事が、魚同士のケンカでは起こります。

 

などなど、頭の隅に『避難させる』という選択肢を持っておくと良いでしょう。

 

 

◆避難・隔離の方法とは

隔離・産卵ケース、セパレーターどちらかを用意しておくと良いです。

セパレータは、¥1000〜2000程で、手に入ります。

水槽の仕切り版の事で、好きな位置で区切る事が可能です。

この際には、フィルターからの水流を意識し、水の流れが行き渡るようにします。

隔離された場所で水が淀んでしまうと、魚が調子を崩す事があるからです。

 

産卵・隔離ケースは、出来れば大きな物を準備しましょう。

グッピーの産卵目的では、小さすぎて、身体の大きな金魚はストレスを受けます。

スドーサテライトLサイズ程あると良いでしょう。

こちらは、別途エアーポンプが必要ですが、更に仕切って小部屋を作ることも出来ます。

¥2500前後します。

 

 

◆バケツ隔離はあまり、良くないです。

 

手軽に準備が出来る物の1つにバケツがあります。

実際の治療からの回復具合は、あまり良くありません。

小型のバケツは水量がすくなく、水質悪化や急激な水温変化を受けるため、魚が回復しにくいこと。

上からのみの観察なので、細かな変化を見落としてしまうこと。

バケツのみで、フィルターを付けずに治療する方も多いですが、エアーストーンや投げ込み式フィルターなどは最低限の設置すると、回復しやすくなります。

短期治療ならば、エアーストーンで構いません。

薬を使う場合は、フィルターに活性炭が使われていると、薬の成分を吸収してしまうので気をつけましょう。

 

 

このように、上手く魚を移動させて治すというのもテクニックです。

お困りの時は試してみてください。

ではでは(^^)