■金魚すくいの金魚を上手に混泳させる方法とは。

◆まず大切な土台作り。初期トリートメントは外せない。

トリートメントという言葉は多少大げさかもしれませんが、元気な状態になっていることが大切です。

金魚すくいの金魚のコンデションは落ちているものです。

ストレスや環境の変化で弱っていると、病気を貰いやすく、移しやすい良くない状態です。

まずは、今いる金魚を元気にすることが、最初の一歩になります。

お家に持ち帰り、2週間~3週間ほど飼育できている状況が良いでしょう。

魚の調子を整えるために、『塩』の投入はとても効果的です。

市販のモノを利用するか、食塩を入れる場合は0.3%の塩分濃度に調節しましょう。

 

◆『塩について』の記事はこちらです。 

 

 

◆水槽にあった数を飼育する

水量に対して金魚が過剰に入っていると、新しい金魚を導入するには向きません。

あなたが、ほぼ満員のエレベーターに乗っており、さらに一人乗ってくるようなものです。

「重量制限は大丈夫だった!」と動き出したところで、誰かが”おなら”をしたらどうなるでしょう?

・・・これが金魚の場合では、エサを与えた後のウンチかもしれません。

すると、排泄物から出るアンモニア(毒素)をみんなが吸い込めば、全滅の可能性すら予想が付きます。

 

 

◆出目金と一緒に飼育するには

性質的に混泳は向いていない組み合わせです。

早く泳げない出目金は、エサを食べるスピードが遅く、他の金魚から”ちょっかい”(つつかれたりなど)を出された時に、泳いで振り払うのに失敗します。

日常のストレスが多いと、弱りやすく、病気にもなりやすいから、組み合わせとしてはおすすめはしていません。

しかし、一緒に飼っている人もいますよね。

 

 

◆その為のコツとは・・・

・エサがしっかりと行き渡るように与え、その分水が汚れてしまいそうならば水換えを増やしてバランスを取りましょう。

1回で大量に与えるよりも、1日に何回にも分けて食べきる量を与えましょう。

 

・ちょっかいを出されてまず考えるのは「隠れ家えお設置したらどうか?」ということですが、見ていると効果的ではないのが分かります。

ガッツリ隠れるには、それなりのモノと広さが必要です。

水草や土管などの置物があっても、隙間から「何かいるぞ?!」と見つからないほど設置するのは大変です。

そして、泳ぎの遅い出目金が追いかけられたらすぐに見つかってしまいます。

ではどうするのか??

てっとり早いのは水槽を大きめにすることです。

水槽が60cm(約60リットル)あると、だいぶ共存率が上がります。

 

・金魚の体調を整える

・水槽にゆとりのある数を心がける

・お腹をなるべく空かないようにエサを与え、水が汚れたら水換え行なう

・大きめの水槽で管理すると成功しやすい

 

となります。

昔は水槽と言ったら、60cm水槽を指すほど基本の大きさでしたが、今はフィルターも能力が上がり、小型水槽の方が流通しています。

なので失敗も増えているのではないでしょうか。

また、もう一つコツとしては、小赤(こあか=金魚すくいの金魚)よりも、出目金を大きな個体で選びましょう。

体が大きいほど優位に立ちやすいので、それくらいがちょうど良いです。

ではでは(^^)

 

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