◆ネオンテトラと混泳出来る熱帯魚とは
混泳の基礎とも言える魚の1種がネオンテトラです。
うまくコツを抑えられれば、他のお魚にも応用出来ます。
4つのポイントを抑えて、混泳について考えてみました。
1.【大きさ】
↑Lサイズ ネンテトラ
『大きさ』はあなどれません。
同じ魚でも体格差は生まれます。
その結果、水槽の中での優位不利があらわれたりもします。
ネオンテトラは大人に成長しても4cmほどの小型の魚です。
そのため、混泳に合わせる魚も4cm前後に合わせることがポイントになります。
また、お店で販売される個体は幼く2cm前後なので、購入するネオンテトラの大きさに気を配ると良いでしょう。
↑Sサイズ ネオンテトラ
2.【エサのバランス】
販売されている熱帯魚フードであれば、混泳するほとんどの魚が一緒に食べてくれます。
この時に注意するのは、エサの種類ではなく『魚全体に行き渡っているか?』です。
性格的に威張っている個体がいると、どうしても食べ損ねてしまうような個体が出てしまいます。
数分観察すれば済むので、餌を投入した後に様子を見ておきましょう。
もし、食べあぐねる個体がいたら、
『エサの落とす場所を何箇所かに増やしてみる』
『浮上性・沈下性などエサのバリエーションを増やす』
などの対応策を取ると良いでしょう。
↑比較的よく沈みます。
↑ゆっくり沈みます。
意外と威張るのがモーリーの仲間です。
身体も6cm程と大きめになり、大食漢です。
混泳するときは注意しましょう。
↑ダルメシアン・モーリー
カラーバリエーション豊富で人気です。
↑バルーンタイプも見ていると、意外と威張る個体は多いです。
3.【水質の違い】
熱帯魚と一言に言っても世界中に分布しており、住んでいた環境もバラバラです。
つまり好きな水質もバラバラ。
といっても魚には順応性もあり、『飼育が難しい』というレッテルが貼られている魚種でなければ中性(PH7.0)付近に合わせておけば飼育可能です。
ネオンテトラの場合、大きさを合わせたけれど水質が合わないという魚は・・・
小型のレインボーフィッシュの仲間です。
弱酸性(PH6.5)付近を好むネオンテトラに対して、
弱アルカリ性(PH7.5)付近を好むのがレインボーフィッシュです。
避けておくと無難かもしれませんね。
↑ニューギニアレインボー。
独特ん容姿で人気が高い。
↑ネオンドワーフ・レインボー。
光の反射で美しく輝く
4.性格について
観察していると気づく方も多いのですが、『小競り合い』を行なう魚は意外と多いものです。
同じ群れで行動しているくせに、小競り合いを行なうんですね。
「天敵からはみんなで逃れたい。」
けれども、
「群れの中ではボスになってメスにモテたい」
という理由が妥当かと思います。
この『小競り合い』を混泳NGの基準にしてしまうと、大半の魚が『混泳NG』となってしますね。
むしろ『元気な証拠』くらいに見ておくと良いでしょう。
◆全ての魚に当てはまる混泳セオリー
『大きさ』『エサ』『水質』『性格』以上4つのポイントは、
全ての混泳に当てはまるセオリーであり、注意点です。
金魚やメダカも例外ではありません。
次回(近日中)は、ネオンテトラと混泳させる具体的な『魚種』をピックアップして紹介したいと思います。
水槽に来てもらう訳ですから、なるべくストレスの少ない環境を容易してあげましょう。
ではでは(^^)