↑※イメージで犯人ではありません。
◆金魚の眼が無くなってしまう問題
時折、飼育していた金魚の「眼が無くなってしまった」という、痛ましい事件のご相談を受けます。
あまり件数は多くありませんが、その原因は2パターンが考えられます。
トカゲの尻尾や、ウーパールーパーの手足のように、お魚の眼は無くなったら再生しません。
金魚同士の混泳でなぜそのような事件が起こるのか・・・
頭の隅に置いて、事故防止に努めましょう。
◆原因の多くは混泳
一回り大きな個体は注意が必要です・・・
問題が起きない性格が大半ですが、時々『眼』を執拗に突くクセのある個体が現れます。
これを放っておくと、眼の周りが充血する個体が現れて、気がつくと無くなっているという事件が起こります。
「お腹がすいている」
「繁殖モードで気が荒立っている」
「ストレス」
なども考えられますが、詳細は不明です。
自分よりも大きな個体であれば予防効果があるので、組み合わせに注意すると良いでしょう。
何匹も入っている水槽では、問題の個体を見つけなければ、被害魚がどんどん出てしまうのが厄介なところです。
怪しのは身体の大きめな個体です。
◆第2の原因は『水質』
こちらは金魚よりも熱帯魚に多く見られるパターンですが、知っておくと良いでしょう。
水換えを長く行わないことによる水質が悪化が原因です。
古い水というのは、PH(ペーハー)が低下し、酸性化していきます。
イメージとしては、水が人間の『胃液』のような状態に近づいています。
酸性化した飼育水は刺激が強く、魚の粘膜が溶けてしまうんですね。
なかでも『眼』はダメージを受けやすく、初期段階では表面が白濁りを起こします。
そののち、気泡のようなモノが入り込み、気がつくと無くなってしまいます。
(細菌が入った可能性もありますが、やはり正常の粘膜が分泌されていれば防げたアクシデントです。)
こちらの場合は、進行にある程度の時間が掛かり、初期段階で水換えを行えば回避出来ます。
その際、1/2~1/3水換え(多めの方が良い)を行いますが、進行状況が”回復”もしくは”止まらない”場合には『PHプラス』や『牡蠣柄』を入れることでPHを中性もしくはアルカリ性に上昇します。
急激な上昇も良くないので、PH検査材で図りながら行うことがベストです。
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◆防げるのは飼い主さん
水槽の中の世界は広くありません。
広さや魚の数、泳ぎ方などで『遭遇率』が変わります。
魚の数が多く、活発に泳ぐ魚がいるほど水槽内での遭遇率が上がりストレスやアクシデントを引き起こします。
顔を合わせるたびに追い払おうとする性格の個体から避けれたり、
ちょっと不調になった個体は静かに休憩出来れば回復することもあります。
魚を混泳するときに「隠れ家を増やしましょう」というのも、遭遇率を下げる効果があります。
うまくバランスをとってあげましょう。
ではでは(^^)
◆ペーハーの測り方と、測る商品の選び方はコチラ・・・
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