『塩水浴・塩分濃度調節』は
金魚やメダカをはじめ、熱帯魚を含む多くの魚類に効果的な治療方の1つです。
金魚すくいで持ち帰った金魚も、塩を入れた水と入れない水では、生存率が段違い。
まだ知らない方も多いのですが、
水族館や熱帯魚ショップ、養魚場など、魚を管理する所ではなくてはならないほどです。
・・・そして、塩を入れたあとはどうすればよいのか?
◆効果はいつまで続くのか??
一度入れた塩は、そのまま残ります。
薬などは、一定期間で効果がなくなりますが、塩は水に溶け込んだままなので抜けません。
つまり、効果は持続するということです。
ただし、気にしておくこともあります。
冬場の乾燥や、夏場のファンの影響で水分が蒸発すると、塩分濃度は濃くなっていきます。
魚の許容範囲を越えた濃くなってしまうと、それはそれでダメです。
減った分は足し水することで解消されます。
◆では、いつまで続ける??
魚の治療として行っていた場合は、元気になってきたら辞めてしいまって構いません。
辞め方としては、普通に1/2~1/3水換えを行い、「塩の追加を行わない」です。
水換えを行う事に薄まっていきます。
続けたい場合は、水換えして、新しく入れた水の分の塩を追加することでキープ出来ます。
『20ℓの水槽の1/2を水換えすると、10ℓ入れ替えることになります。
0.3%塩分濃度にするには、1ℓに対して3gの塩が必要です。
そのため、10ℓには30gの塩の追加を行いましょう。』
魚が健康になったから、元の淡水に戻していく方が多いですが、
『病気にしたくない』という保険的に塩分濃度調節を継続される方もいます。
継続するデメリットは、塩の代金、濃度を把握が必要、水草が入れられない
などが挙げられます。
◆塩分濃度が分からなくなってしまったら
前回の水換えの時に、塩を追加したかしていないかが分からなくなってしまうことがあります。
舐めて確かめることもできますが、塩味くらいは感じられますが、何%なのかはわかりません。
解決法として『塩分濃度計』を購入すると、計測することが出来ます。
また、2~3日あけて水を丸替えしてしまうことです。
1/2水換えして2日後にも1/2水換えすればほぼ真水になります。
(正確には多少塩分が残っています)
これで水草を戻すのもよし、
きっちり塩の量を測って、改めて塩分濃度調節するのも良いでしょう。
うまく使いこなすと、飼育技術が工場します。
塩分を含むので、電気には気を付けて下さい。
この水で濡れたままコンセントに触るなどは、
絶対に行ってはいけません。
最新の注意をして下さい。
ではでは。