◆ニムファの仲間

睡蓮(すいれん)の仲間と言ったほうがピンとくるかもしれません。

球根から伸びる葉は『水中に留まる』と『水面まで伸びる』ものを生み出します。

独特の姿は水槽内で、目を引くポイントになるでしょう。

 

◆タイ・ニムファ

 

 

別名:ニムファ・ルブラ

東南アジアのタイで採集されたニムファです。

この名で、交雑種を含む数種類かが流通している模様です。

赤系(少し茶色がかっている?)の葉を出す定番のニムファです。

流通量も多く、価格も安価で手に入ります。

球根には栄養が蓄えられており、水槽での成長を助けてくれます。

そのため、照明がある水槽であれば容易に成長していきます。

 

購入の際の注意点は、球根から芽を出していることです。

出していない球根は、今から発芽するのかもしれませんが、腐っているのかもしれません。

 

 

◆ニムファ・ステラータ

タイニムファに次ぐ、安価な定番種です。

ステラータは赤く綺麗な葉を展開させ、形は矢尻型をしています。

園芸コーナーに行けば、さまざまな睡蓮が販売されていますが、多くは水上葉が中心のため、横から見て楽しむ水槽育成とは相性が悪いです。

このステラータは、綺麗な水中葉を展開します。

育成環境にもうるさくありません。

 

◆ニムフォイデスSP・タイワン(トロピカ社)

 

水草ブランドの『トロピカ社』からリリースされているニムファの仲間です。

綺麗な緑色に、大きくなりすぎないという魅力的な品種です。

ただし、タイニムファやステラータと違い、底材の豊富な栄養分や二酸化炭素の添加を必要とする感じがある品種です。

育成環境が整っている方は、チャレンジしたい品種ですね。

 

◆タイガーロータスレッド

 

別名:ニムファ・ゼンケリー

インパクトのある葉が印象的な人気のニムファの仲間です。

東南アジアから輸入されるタイガーロータスは、交雑種の可能性もありますが比較的安価で入手可能です。

もしかしたら、「このタイガーロータス写真と違うような・・・」と感じるかもしれません。

ちゃんとした本物を手に入れたいという場合は、トロピカ社から販売されているモノを購入すると良いでしょう。

同様にグリーンタイプもあります。

 

育成環境は、写真のように立派な姿にしたい場合は、肥料や二酸化炭素の添加と、しっかりと光量も当てると良いでしょう。

逆の環境であると、成長は遅く小さくまとまりやすくなります。

 

◆水草も育ち方のタイプがある

ロタラ、ルドヴィジアなど多くの品種を揃える有茎草(ゆうけいそう)

アマゾンソードたクリプトコリネなどのキャベツのようなロゼット型、

アヌビアスやミクロソリウムのようなシダ植物、

球根から展開するニムファの仲間などなど

育ち方の違いで大きくグループ分けもできますね。

自由な組み合わせでレイアウトを作るのも楽しいです。

ではでは(^^)