◆アクアリウムの健康管理。寒い季節を上手に飼育する方法

寒い季節は、水温の上下変化も起こりやすく、何かと調子を崩すアクアリウムが出てきます。小さな変化はきっかけにすぎず、様々なトラブルへと繋がります。特に水温変化には気をつけて起きましょう。

 

 

 

◆水換えはの際は、水温変化に気を配る

寒い季節に気を付けたいのは水換えです。水槽の飼育水の温度と、水道水や井戸水の水温が違い過ぎると白点病などを引き起こします。

 

足し水は、バケツに入れた状態でポットのお湯を入れて温めると良いです。指の感覚で構わないので、水槽の水と同じくらいに調整しましょう。(魚は水槽に入れたまま掃除・水換えします。)

 

「ウチは井戸水だから、直接ホースで足し水している」という方は、水換えの量を1/5や1/4に減らしたりするだけでも、病気は出づらくなります。入れ換えている水の量が少ないので、必要ならば回数を増やしょう。

 

 

 

◆エサもしっかりと与える

体力は大切です。夏場は「水の汚れ対策」として少なめの飼料をお勧めしていましたが、秋冬はそこまで汚れません。かといって、多く与え過ぎると食べ残しますので加減が重要です。

 

フレークフードならば、1回で3分以内に食べ切る量を目安に。コリドラスフードやプレコフードは食べるのに時間がかかる物なので時間では見ませんが、翌日に残って腐っているのは1回の量が多いと判断します。

 

1日に与える回数ですが、1回でも大丈夫ですが、しっかり体力をつけさせるには、3回でも4回でも構いません。食べる時間を目安に食べ切る量を与えましょう。おやつに『冷凍赤虫』を1ブロック落とすなども有りですね!

 

 

 

 

◆日頃の水温対策

寒いと体調を人も魚一緒です。熱帯魚には当たり前のヒーターですが、金魚やメダカにも使ってあげると良いです。自然界の池や湖とは異なり、おウチの水槽は水温の上下が激しいです。

リビングなどでは、人がいる時は暖房器具で暖かくなり、夜間や明け方はグッと冷え込みます。この寒暖差が生体には非常にストレスとなり病気の原因です。

・ヒーターの設置

↑サーモスタット(リモコン機能)があると、水温調節可能です。

 

・水温計で把握する

↑メモリー機能が便利です。

 

・断熱材(発泡スチロール)などで水槽を囲む

↑プチDIYで作ってみる。

↑水槽専用

 

 

 

◆エサはあげなくてよい?

よくあるご質問です。屋外で飼われている金魚やメダカは、寒くなるとエサを食べなくなっていきます。そこへ今まで通りの餌を与えると食べ残します。すると水質悪化して魚は状態を崩します。屋外であれば基本的に与えなくても大丈夫ですが、気温の上がる日中に、すぐに食べきる量を与えるようにし、残すようならば回収しましょう。

 

 

 

◆塩の効果は把握しておく!

0.3%の塩分調整は、とても頼りになります。魚の回復力がグッと上がるので、まず病気になりづらくなりますし、軽い不調も治ってしまいます。デメリットは水草が枯れる事なので、状況に応じて使い分けましょう。

※塩ブログ

食べ物が、夏場に腐りやすく、冬場に腐りにくいように、水質も寒いと悪化もしづらくなります。

その分、温度変化に気をつけて、塩の効果を把握しておくと良いでしょう。

ではでは(^^)