『藍藻(らんそう)』が出たらどうするのか?!早期解決へ!

放置すると、増殖していきますので早めの対応が吉です!

再発防止に原因も突き止めましょう。

 

『藍藻(らんそう)』とは・・・

濃い緑色でドロっとしています。そして臭く侵略力も強い。

フワフワしていて取りやすそうに見えますが、意外と付着力も強く苦労します。

なかなか手ごわい相手です。

↑ソイルに埋め込んだ固形肥料が原因です。

 

実は・・・

普通のコケとはことなり「シアノバクテリア」という細菌の類になります。

一部のコケ除去アイテムが不発に終わるのはこの理由もあります。

植物ではなく、細菌のためです。


水槽から除去するには・・・

ずばり、取り出してしまうのが良いです。

ホースで吸い取ってしまいます。

砂利やソイルにくっついているのであれば、底材ごとバケツに吸い出しましょう。

 

これが、実は意外と難しい・・・。

多くのアクアリウムのお掃除ポンプは底材を吸い出さないような作りになっているためです。

そして、細いホースでは砂利やソイルが詰まったりします。

 

ホームセンターの園芸コーナーで『太いホース』を購入するか、

もう思い切って『網』で底材ごとゴッそり取り出してしまうのも方法です。

 

なるべく『藍藻』の切れ端を残さないのがコツになります。

「水底」や「水草」にくっ付いて残ると、そこから増殖するため厄介です。

目の細かい網などで仕上げに取り除くなど、なるべく排除します。

細かいものはフィルターが吸い取ってくれます。

あとは、発生増殖する原因を解決することができれば藍藻地獄からの脱出です!

 

 

底材は捨てる?再利用?

取り出した底材がもったいなければ、しっかり乾燥させてから洗って再利用します。

また、その場で徹底的に洗って『藍藻』を除去できたらすぐに戻して使うこともあります。

軽く洗った程度では残っているため、よくありません。

 

 

除去ができたら原因を潰す!

原因を取り除かなければ、再発してしまいます。

藍藻を発生させる3大原因は・・・

①『エサのやりすぎ』

②『肥料の入れすぎ』

③『水換えが少なすぎ』

食べ残しのエサが、水草や地面に残ると周辺に発生してきます。

水草の肥料も過剰だと発生してきます。(今回の写真のケースです。)

過剰な栄養分は水換えを上手く増やして排出しましょう!

 

 

『古いソイル』は4つ目の原因?!

水槽をはじめてから時間が経過すると「ソイル」の寿命というケースもあります。

粒が砕けて泥状になってしまうと、ろ過能力が下がり『藍藻』が表れるパターンも。

速い時では1年の使用で崩れてしまいます。

思い当たるフシがあれば、交換という判断も出てきます。

 


発生させないことがスキルアップ

『藍藻』は、とくに夏場に発生する嫌なヤツですが、魚が死ぬほどの水質悪化する前のサインなんだと言えます。

私たち管理者が、水中に作ってしまった不要な養分を吸収してくれたのです。

「餌が多いんだ。」

「肥料が多いんだ。」

「水換えが足りないんだ。」

と早期に分かることが管理者の成長になります。

↑葉にも付着します。

 

『藍藻』も10円玉くらいの大きさであったり、水草に着き始めたばかりであれば、あっという間に除去完了です。

気がつかなかった事に気付くようになるのは大きなスキルアップです!

ではでは(^^)