ピンポンパールの白点病の治し方。

ピンポンパールに限りませんが『白点病』はよくなる代表的な病気です。気を抜くと危険ですが適切な対応ができれば、治療できる病です。

幼いピンポンパールは、飼育環境によるストレスで白点病にもなりやすい面があります。まずは初期(白い粒が5粒以下くらい)に気がつけるように日々の観察はポイントです。

そして、気がついたら『速やかな治療』を行うことも大切です。自然治癒する事もありますが、逆に水槽のピンポンパール全体に蔓延してしまう事もあります。

そんな白点病治療についてのお話しです。

◆ヒーターが1番簡単

白点病は28℃に水温を上げる事で殺菌(駆虫)効果があります。薬も使わずに治せるので水質への悪影響も抑えて治療できます。

28℃に設定するためには『オートヒーター』ではなく『サーモスタット付きヒーター』を購入する必要があり初期投資は高く感じますが、魚病薬を購入する事を考えたら悪くない金額です。

水温を上げる時は、急に上げるとピンポンパールの負担になるため、1日にプラス2℃くらいずつ上げます。

2日前後で白点病よ消失が観察されますが、2週間くらいは28℃をキープした方が再発防止になります。

※そのまま28℃で飼育を続けても構いません。

◆塩だけでも治るのは初期のみ

白点病は塩だけで治る事もあります。塩分濃度調整(塩浴)を0.3%もしくは0.5%と濃いめに調整すると治療効果があります。

しかし、塩は金魚の自己回復力を上げて自然治癒をさせる方法です。塩は白点病の原因菌を殺菌(駆虫)するわけではありません。

白点病の進行が早く、白い粒が多い時には塩の他に28℃設定や魚病薬の投与を併用します。

◆水槽こど薬浴してよい

時折、水槽への投薬を躊躇する方がいらっしゃいます。たしかに別水槽で治療できるのも理想的ですが、なかなか準備出来る方は限られます。

迷って時間が経過すると、白点病は悪化するので混泳水槽でも、いま飼育している水槽ごと投薬します。

白点病は感染力も高いので、元気な個体にとっても予防効果があります。魚病薬によりバクテリアも殺菌されてしまいますが、エサを控え水を汚さないように管理しましょう。

また、白点病と特徴として、『水換えすると悪化する』性質があり、知らない方も多いです。水換えはなるべく控え、必要になって実行した直後に水温、塩、薬の濃度が薄まらないように注意しましょう。

治らない病気ではないので焦らずに。

ではでは(^^)