金魚のヒレがボロボロ。尾腐れ(おぐされ)意外の原因とは。
金魚の尾ビレや背ビレなどがボロボロになっているのは異常事態です。
健康な個体は綺麗に避けや破れのないヒレの状態のはずです。何かしらのトラブルが考えられ『尾腐れ病気=おぐされびょう』は、まず疑われる病気です。
また病気以外にボロボロなる理由とは。
◆仲間に齧られるのは個体の問題
病気意外にも良くあるのが、他の魚に『突かれる・齧られる』といった原因です。
金魚同士で齧ってしまう事もありますが、金魚に歯はありません。なのでボロボロになる状態は、その個体が『弱っている』可能性が高いです。
本来は、嫌なことをされたら、振り払って逃げる事ができますが、その行動が取れないほど調子が悪いという事です。
弱った金魚は、隔離や移動をしてあげ、塩分濃度調整(塩浴)などを行い体力を回復してあげましょう。
◆混泳相手に問題あり
金魚と他の生体を混泳する事は良くあります。近くで採取した川魚やエビ類、ヒーターを入れて熱帯魚と飼う方もいます。
タナゴはタモロコなど、基本的におとなしく性質ですが、興味をもって齧ったり、繁殖スイッチが入り攻撃的な行動をする事があります。
川で採集したエビは、肉食性の可能性があります。ヤマトヌマエビやミナミヌマエビよりも、ザリガニに近い性質なので金魚のヒレをボロボロにします。
よく観察を行い、犯人が見つかったら速やかに隔離・移動を行いましょう。
◆尾腐れ病の時には
他の生体に齧られた可能性が低く、同じような症状が何匹に同時に見られる場合には『尾腐れ病』が疑われます。
1日経過するとボロボロ具合が悪化しており、徐々に金魚も元気を失っていきます。
まだ動きに元気があるうちに魚病薬(グリーンFゴールド顆粒)などを投薬し、塩分濃度調整(塩浴)も行いましょう。早く治療開始したほうが完治しやすいです。
病気の魚のために治療水槽を作るのも良いですが、病気が出た水槽ごと治療するのも悪くありません。やりやすい方法で治療します。
◆移動中に避けることもある。
この場合には、軽い避けや、小さな破損が見られ、ボロボロには基本的になりません。
どこかに引っかかってしまい、避けているので、気がついたら元通りに戻ります。
このように、ボロボロになる理由はいくつかありますが、どれもネガティヴな原因です。後回しにせずに、速やかな行動(治療)が吉です。
ではでは(^^)