◆金魚の水換えペース『月に11/3』はあくまで目安。そのまま放置しておくと、調子を崩して病気になる原因に。

金魚を飼い始めた時は、水槽の掃除や水換えをしないといけないのは解っていても、どれくらいのペースでやる物なのか悩んでしまうことがあります。

お魚の日常に出る汚れは、『エサの残り』『ウンチ』『魚の呼吸』などから発生するアンモニアという物質で、これはお魚にとって有害な物質になります。

そのまま放置しておくと、調子を崩して病気になる原因なので、汚れた水を捨てて、新しくキレイな水を入れ換えましょうという考えです。

 

 

◆ペースや量はあくまで目安!

よく水換えのペースで言われるのが、『月に11/3水換え』などですが、あくまで目安で、はじめてお魚の飼育を始めた方にとっては『覚えやすく負担やトラブルも少なめ』なので妥当な目安です。

夏は水温が高く水が汚れやすく、冬はまた逆に汚れづらい季節です。気温が高くなるにの汚れが気になる場合には、水換えを前倒して行う。冬は逆に水換え回数を減らしたり、換える水量を1/5などに抑える事もあります。

例えば、私たちの食べ物をその辺に置いておいた時も、夏は腐りやすく、冬は腐りづらいのと似ていますね。

暖かければ金魚も活発になり、エサも食べる量が増えるとウンチも増えます。よく泳ぐので呼吸は増えるのでアンモニア自体の発生が増えるので注意しましょう。

汚れが目立つシーズンは、水換えを『3週間に1回ペースにする』水槽の『1/2(半分)に換水量を増やす』など調整することをお勧めしています。さらに日頃の管理でエサを一度に与えすぎないように『汚さない』工夫をする事も選択肢です。

 

 

 

 

◆金魚と一緒に水槽も育てる!

また新しくスタートした水槽というのは、環境が整ってくるのは23ヶ月くらい経過してからです。フィルター、砂利、水中と水を浄化するバクテリアが揃う事でお魚が死にづらく、白濁りも減る環境が出来上がっていきます。

アンモニアを分解してくれるのは『バクテリア』で、自然界とは違う小さな水槽の世界を廻してくれており、フィルターはバクテリアのお家です。

金魚・熱帯魚の飼育を最近はじめた方は『バクテリア』の存在と重要性を知っておくと良いでしょう。

わざとフィルターマットの交換をする時は掃除をズラすという方の狙いは、バクテリアが一気に減るのを避けるためです。バクテリアの価値が分かってくると、水槽の丸洗いをしない理由も分かってきますね。

教科書的には『月に11/3の水換え』ですが、自分に合ったやり方を徐々に見つけていくと楽になります。

ではでは(^^)