水換えの頻度は変えて良い
水換えのペースを決めており『変えない方が良いのか?』というご質問がありました。
逆に、夏や冬によって『どう変えたら良いのか?』という相談もあります。
まず、季節や飼育スタイルの変更によって、水換えのペースを変える方がほとんどです。1年間通して『週に1回、1ヶ月に1回』など変わらないスタイルの方は少数派です。
金魚鉢や小型水槽で飼育していたり、飲食店や個人経営のお店のディスプレイ水槽などは通年ペースが変わらない場合が多いです。
◆温度の影響で変化する
基本的に水温が高くなるほど水は汚れやすく、冷たくなるほど汚れづらくなります。夏は換水ペースが1番多くなり、冬は少なくなります。
水温が高くなると、金魚の代謝も上がりエサの適量も増えていくためコケの発生する条件が整います。寒いと逆に働くため汚れづらくなります。
◆安定している時は変えたくない
よく相談を受けた時に気になるのは現在の水槽の状況です。
『金魚の調子はとても良い!』と言われたときは、無理に水換え方法を変えたり、今の飼育方法から教科書通りの飼育方法に合わせるのことが良いとは限りません。飼育方法は人それぞれで、違う飼い方をしていても金魚は元気にしていることが良くあります。
それこそ、専門店で飼い方を聞いたとしても、基本をおさえつつお店ごとでやり方が違います。
つまり飼い主さんごと、水槽ごとに飼い方は違っても当たり前なので『調子が良い水槽は今の管理が良い』と判断が出来るため、イタズラに管理方法を変えたいとは思いません。もちろん季節ごとの変化を知っておくことはとても参考になることなので情報を集めておくことは素晴らしいことです。
◆バクテリアが増えるとコケは減る
気温とは別の視点ではバクテリアが増えることでコケの発生も軽減していきます。
新しく水槽を立ち上げて1~2ヶ月くらい経過すると、バクテリアが整ってきます。
この時間経過の差は水槽スタート段階や水換えの時などにバクテリア商材を使った有無や、酸素が多い方が増殖しやすいなど環境面の影響があります。
より効果的なのは『ろ材』の工夫で、ろ過槽が大きな上部フィルターや外部フィルターの選択と中に入れるろ材にこだわることで、飛躍的に向上します。
そのためにはお金もかかるので、出来る範囲で揃えて行くのも良いでしょう。
自分にあった飼育スタイルで愉しみます。
ではでは(^^)