白点病かコショウ病(ウーデニウム病)か分からない時は
ちょびちょび体調を崩す個体が現れており、季節の変わり目を日々味わっております。
その金魚は数ヶ月以上、うちで管理していたので移動のストレスではなく飼育環境が病気の要因です。
この様なタイミングであらためて見直すきっかけにしています。
そんななか…「白点病とコショウ病の見分けが付かなかった」事を思い出しました。
白点病は白い粒が特徴ですが、比べてコショウ病(ウーデニウム病)は白い粒が細かくて多いです。
…うまく比べられない。とその時に思いました。
白点病も悪化すると白い粒がコショウ病の様にたくさん現れます。
粒の大きさも差があるので断定出来ない、または勘違いして治療している方も多いと思います。
そんな時には・・・
◆解決策として、同時に治療してしまう
ポイントとしては、コショウ病は放置すると致死率の高い嫌な病気ですが、治療方法として塩分濃度調整(塩浴)で完治します。
難しい投薬管理をする必要がありません。
金魚は塩分に弱くはないので0.3〜0.5%に調整します。
市販の金魚用の塩は、パッケージの分量が0.1%が多いので治療として薄すぎます。
キッチンの食塩で構わない1リットルに対して3グラム入れると0.3%に、5グラム入れると0.5%になります。
(0.5%がお勧めです。)
そして、白点病にも塩分濃度調整は有効ですが、完治の決め手に欠ける時、
あるいは治療が1週間以上長引いている時には水温を28〜29℃へ上げます。
塩を入れて水温を上げるだけで治療ができるので、
ぜひサーモスタット付き(温度調整機能)ヒーターを備えておくと良いでしょう。
◆ヒーターを持っていない時には
ヒーターを持っていない方は、塩と投薬で治療します。
コショウ病は塩で殺菌されるので白点病に有効な薬を選びます。
メチレンブルー、アグテン、グリーンF、ニューグリーンF、グリーンFクリアー、グリーンFリキッドなどが治療薬の候補になります。
水温が低いと白点病を治すのに時間がかかるものです。
白点病が見えなくなるまで1週間〜2週間かかることもあります。
(ヒーター入れると2〜3日で消えます。)
さらに、目に見えない菌が残っているため、数日〜1週間ほど投薬を続けると再発率を下げることができます。
「ちょっと大変そうだなぁ…」と思うかもしれませんが、一度治せると自信になります。
しかもコショウ病との併発であったとしたら、なおさら経験値は高い治療です。
焦らず治療が行えたならば、再発予防も含めて飼育環境を見直すのがお勧めです。
この様に徐々にアップデートしていけば、失敗が減っていきます。
いつも平和な環境である事を祈っております。
ではでは(^^)