餌の量が分からない時は浮き餌にしてみる

よく「餌のあげ過ぎは良くない」「適量を与えましょう」とエサのあげるポイントのお話しが出ます。

沈むエサは金魚にとっては食べやすいのですが、適量を把握するには浮き餌が便利というお話しです。

 

 

 

◆浮き餌にする事で食べ残しが良くわかる

適量の難しい所は、沈んで地面と同化したエサが目視で分かりずらいのも小さな問題です。時間が経過して食べてくれれば良いのですが、パッと見分からないという経験があります。

その点、浮かんでいるタイプの餌(浮上性フード)であれば、食べ残しも浮かんでいます。ただしあまりに長時間経過すると流石に沈んでしまいますが、かなり分かりやすいです。

選ぶ時には『ゆっくり沈むタイプ』も避けます。残りエサを見分けたい狙いからすると沈むのが早い(ある程度長い時間浮いていた方が判断しやすい)ので、浮上性や超浮上性を選びます。

さらに粒タイプにしてしまえば、1匹に3粒とか5粒とか食べる量が分かってきます。たくさん金魚ちゃんがいる水槽では大変なので時間(食べ切るのに何分かかるのか)で判断しますが、眼でおえそうな数ならば、1匹に何粒と決めるのもありです。

浮き餌を選ぶ時は、金魚の口の大きさに合わせて食べやすいサイズを用意してあげましょう。

 

 

 

食べてる様子も観察する

粒タイプでのメリットは、簡単に飲み込むと言うよりは、口の中でモグモグする様子が観察できます。

だいたい口いっぱいになったら、与えるのを辞めると決めておくとあげすぎる心配が無くなります。1回につき口に入る量までと目安にします。

 

 

 

金魚の体型によっては浮き餌はダメではない

たしかに口が下向きに付いている品種にとっては食べづらいのが浮上性フードですが、早食いをさせたい訳ではありません。

琉金、出目金、オランダ獅子頭、ランチュウ、ピンポンパール、水泡眼、頂点眼浮いてるエサを食べるのが下手ですが、食べれない訳ではありません。

やはり、毎日あげていると金魚も食べ慣れて上手になっていくのも見ていて愉しいものです。小さな成長を感じます。

落とすポイントを変えることで、1匹が偏って大量に食べてしまうのを防ぐことも可能です。

これも1つの方法に過ぎません。「こんなやり方もあるのかぁ」と思いながら自分に合う飼育方法をつくっていくと良いでしょう。