季節の変わり目に薬浴は必要なのか?

季節の変わり目は金魚がコンディションを崩しやすい季節でもあり、何か気をつける事がないかと考えたことはありませんでしょうか?

インフルエンザのワクチンのように、金魚を病気にしづらくできる薬が有れば良いのですが

飼育歴が長い方やお店ではどのような事に注意しているのでしょうか。

 

 

 

お勧めは薬浴しないこと

現状、金魚のコンディションに問題が無い場合には予防的な薬浴をお勧めはしていません。

塩分濃度調整(塩浴)を嫌な予感がする時には実行しますが、予防的にメチレンブルーなどの魚病薬を入れたりはしてません。(現在メチレンブルーは品薄で貴重になってしまいましたが

この他、多くの魚病薬は投薬するとバクテリアを殺菌してしまいます。そのため投薬した結果、水質が不安定となり、逆に病気にしてしまう事もあります。病気が確認できたら投薬も選択肢ですが、まずは塩で治療します。

水温が下がると金魚の活動は減少してエサも減るので水も汚れづらくなるので水換えの量やタイミングを減らす事ができます。エサを少なめに調節しつつ、水換えも丁寧に行うことが病気予防に繋がります。

 

 

 

観察はあなどれない

なんだかんだで『観察力』はポイントになります。観ているようで観ていなかったり、逆に観るポイントが上手な方は観ていないようで観ています。

まずは楽しく観ている事から始まり、気がつくことが増えることが十分予防線になります。小さな白い粒(白点病)や、尾ビレが破れている(尾腐れ病)状態に初期に気付けることで早期発見早期治療になるからです。

 

 

水槽に手を加えない

新しい金魚を加えるのは少なからずリスクが伴います。移動や水温変化、新しい水質への対応とストレスが個体にかかるため、導入後に崩れやすいです。

そのため気をつけないで、新しい金魚を迎え入れない方が良いです。いきつけのショップで金魚の状態がよいか?混泳させても大丈夫なのか?など相談できれば良いですが、担当者が休みの日もあります。

気に入った個体を見つけてしまっても、焦らず慎重に購入を検討します。どうしても欲しい時には自宅でコンディションを整える個別水槽を1つ持っていると心強いです。

0.3%に塩分濃度調整を行い数日〜1週間ほどお家の飼育環境に合わせてから、混泳させると安定しやすいです。

薬浴するならば、先に塩分濃度調整(塩浴)がお勧めです。

ではでは(^^)