ちらほらと白点病が出はじめました。
気温が下がってくると、ひょんなタイミングで『白点病』が出るようになります。
私たちが「今日ちょっと鼻が詰まるなぁ〜」「朝起きたら喉が痛いぞ…」といった感覚で表れるのが『白点病』です。
気をつけたいのは、私たちと違い金魚の白点病を放置すると命に関わるということです。自然に治ってしまうのは稀で、だいたいは悪化していきます。
やはり、その水槽の環境が悪くて病気になったのですから、そのままにしていて好転はしない事が多いのです。
しかし、焦って行なってはいけない事があります・・・『水換え』です。
水換えにより水質が変わる事で白点菌の活性が上がります。すると爆発的に増殖してしまいます。
「水質が悪かったから白点病になってしまったんだ…」と言うのも一理ありますが、水換えをするならばするなりの治療を行います。
最近、『水換えをしたばかりなのに白点病になった』というパターンであれば、換水は行わず治療に入りましょう。
◆水換えした時の地理方法
基本的には治療法は変わりませんが、よりシビアに意識します。
換水後は白点病が悪化すると分かっているので、水温を28℃に上げます。あげる時は1時間に1〜2℃ずつ急激に上げない様に注意します。
さらに塩分濃度調整を0.3%にします。もし症状が好転しないならば、0.5%へ上げる選択肢も残しておきます。
そして、魚病薬の投与です。メチレンブルーはここ最近流通が止まっております。他にも白点病に効く魚病薬があるので、手に入る物をチョイスします。
ここまでしておけば、治療開始が手遅れでなければ、完治してくれます。
また怖いのは病気の併発です。白点病にかかることで、金魚は弱り免疫力も落ちます。そうなる事で他の細菌が白点病の裏に隠れて致命的なダメージを与える事があるのです。ここまで想定して治療を行えればメンタル的にも楽になります。
どちらにせよ、早期発見して早期治療がセオリーです。治療ができたら、繰り返さない様に飼育環境を見直す事も忘れずに。
ではでは(^^)