◆金魚が身体をこする理由とは。
金魚を観察していると、地面や水槽、水草などに身体を擦り付けている姿を見た事はありませんでしょうか?
「金魚が調子が悪いサインだと聞いた事がある・・・」
「擦っていたけど、何事もなかった・・・」
さまざまなパターンがあります。
そんな、気になる仕草のお話です。
◆身体をこするのは不調のサイン
『身体を擦る』というのは、金魚が不調もしくは、環境に異変があるサインです。そのまま放置していると『白点病』『尾腐れ病』『転覆病』『まつかさ病』などさまざまなびになる可能性や、ポックリ死する事もあります。逆にうまく回復すると何事もなかったかのように。
擦る回数は少ないより多いほど状態は悪いと判断します。せっかく『擦り付ける仕草』に気がついたのですから、あやしい問題の対処を行い早期発見早期治療で、何事もなかったように治してしまいましょう。
◆速やかな対応がポイント
擦る原因は水質悪化が考えられます。『エサのあげすぎ』『水換えをサボった』『過密飼育している』『水温の急激な変化があった』など心当たりはありませんでしょうか?
主に飼育水が悪いパターンが多いため、水換えを行います。さらに塩分濃度調整を行うと金魚の回復力がアップするため効果的です。
明日やろう、今度やろうだと取り返しがつかなくなることもあります。そんな時は『塩分濃度調整』だけでも行うことをお勧めします。
近くのホームセンターでも水槽に使いやすい塩が販売されています。またご自宅の食塩でも問題ありません。使用量を計らなくてはなりませんが、1リットルにたいして3g入れると適量です。
◆アクアリウムで塩分濃度調整をするために、はじめて行う人に必要な物リスト。病気治療や調子が悪いを改善する。【金魚・熱帯魚・メダカ】
◆繰り返さない準備と観察
もし原因がなんとなくでも分かったならば、1つでも繰り返さないよう心掛けましょう。そうする事で1つ1つ飼い方が上手になっていきます。
『できれば病気にしないことで魚病薬を使わない。』
『できれば不調にしないで塩を使わない。』
日々の管理をうまく回せるようになれば、不調で身体を擦ることも無くなります。
身体を擦り付ける仕草は意外と一瞬です。そのタイミングを見逃さないような観察力は失敗を減らしてくれます。
普段から金魚を観ていると『元気な姿』を無意識に覚えたので、普段と違う行動に違和感を感じる事が始まりだったりします。
好きこそものの上手なれですね。
ではでは(^^)