初心者が金魚・熱帯魚に合うヒーターの選び方とは。

熱帯魚や金魚飼育で『ヒーター』を選ぶとき、種類が多くて困ってしまいます。

それだけ特徴がわかれば、自分に合ったヒーターが選べるということかもしれません。

3社の特徴を踏まえて、ざっくりとですがご紹介いたします。気になる機種があれば必要なワット数をお探しください。

 

 

◆初心者にお勧めの空焚き防止機能?!『GEX社』

アクアリウム初心者にオススメなのは『GEX社』のヒーターです。王手熱帯魚メーカーなのでホームセンターでの販売も多く、手に入れやすいのもメリットです。

一番の理由は火災を防止する『空焚き防止機能』の違いです。多くのヒーターは、コンセントを挿した状態でヒーター部分を水上へ上げてしまうとヒューズが飛び動かなくなる作りです。

そんな中GEX社ヒーターは水上へ上げても『低温モード』になることで火災を予防してくれます。ヒューズが飛ぶわけではないので、また水槽へ戻せば使えます。初心者から熟練者でもヒーターの空焚きをやってしまうケアレスミスなので、この『低温システム』はありがたいです。

さらに、サイトに購入申請することで2年保証ができます。一手間かかりますが嬉しいサポート体制であり、品質に自信がないとできません。

 

デメリットとしては金魚用・めだか用など細分化されており逆に迷ってしまうことや、2年保証の申請が少し手間です。表裏一体といったところでしょうか。

 

サーモスタット(水温調節機能)付きヒーターです。自分の好みの水温へ調整できる利用者も多いモデルです。オートヒーターよりも高価ですが、飼育する魚の種類や、長い目で見たら温度調節を利用するタイミングも起こるので予算に余裕がある方にはお勧めです。

 

↑簡単オートヒーターです。熱源部位に触らないように黒いカバーで覆われています。これでお魚も火傷しません。

 

 

 

◆信頼性は水族館やディスプレイで使われる証『エヴァリス社』

水族館やアクアリウム専門店や商業施設のディスプレイなどで利用されるのは、こちらの『エヴァリス社』です。なんとヒーター専門メーカーで、水温計や水槽もリリースしていますが、なによりヒーターに強いです。故障が少なく信頼度が昔から高いため、少し高価ですが知っている人は選ぶヒーターです。

もちろん、機械ですから故障しないわけではありませんが、飼育管理のプロが選んでいるので十分検討の余地があります。

デメリットとしては、空焚き防止機能がコンセントを挿したまま水上へヒーターを出してしまうとヒューズが飛んで二度とつきません。安全性が高いことですが、意外と掃除の時などにやらかしてしまうミスなので気をつけましょう。とくにエヴァリス社はセンサーの感度が高く、一瞬でも命取りに・・・なんて言われることも。

水槽に入れてコンセントを挿すだけの簡単なオートヒーターです。初心者にも分かりやすく、価格帯も一番手頃になるシリーズです。やはり空焚きには注意。

サーモスタット(水温調節機能)付きヒーターです。リモコン部分も小さく使いやすいです。やはり空焚きには注意。

 

 

セパレートタイプはヒータの部分と本体部分が分かれています。これはヒーターの部分の寿命が2年前後が目安なので、壊れた時にヒーターのみを買い換えることで安く済みます。長い目で見るとお得な専門性の高いヒーターです。

 

 

↑こちらがヒーターのみの替え玉になります。

 

 

 

◆安い!嬉しい!『テトラ社』

値段重視で一覧すると『テトラ社』のヒーターも注目です。

ヒーターと言えば『エヴァリス社』だったのが、すべて国内生産に切り替え品質向上した『GEX社』も見過ごせない存在となり、価格帯を攻めてきた『テトラ社』の印象です。老舗のメーカーさんでもあり悪い訳ではありません。

デメリットとしては『空焚き防止機能』がやはり一度水面に出すと二度と使えないパターンなので、取り扱いに注意が必要なところです。

 

機械ものなので、当たり外れはあります。思ったより長く使えることもあれば1~2年で不具合を感じることもあります。またよくあるミスで水流がないところに設置すると水槽全体が暖まらないので注意しましょう。

自分に合ったヒーターが見つかると良いですね。

ではでは(^^)