◆なんで高い金魚と安い金魚がいるのか?
皆さんも疑問に思った事はありませんでしょうか?
同じような金魚なのに金額が全然違う…
または「高い金魚は飼育が難しく、安い金魚の方が丈夫なんでしょ?」
と言われることもあります。
なんで高い金魚がいるのか?という視点でざっくりとですがご説明致します。
まずは『希少価値』があります。
たくさん流通する金魚は安く、珍しい金魚は高くなるという、ごく一般的な物です。
比較的簡単に増やせる金魚は安価になり、
なかなか繁殖場でも増やす事ができない金魚は高価になります。
また色味でも『赤』や『更紗』に比べて『東錦』や『桜』と言った色表現は出現数が減るため高価になります。
さらに・・・
『平賀産』『志村産』『薩摩産』や『飯田金魚』などブランド化される事で付加価値が上がり金額も影響を受けるということです。
洋服や車のブランドと同じように…
もちろん悪い物を出せば評判も下がってしまうため、良い金魚が揃いやすいメリットがあります。
続きまして、『大きさ』の付加価値です。同じ金魚の場合では『大きな個体は高価になり、小さな個体ほど安く』なる傾向があります。
これは養魚場などで育成される分お金もかかり、付加価値が上がるからです。またせっかく育てるために残すので『より整った個体』が育てられるため、良い金魚が残りやすい面もあります。
また時折聞かれる『高い金魚は飼育が難しく、安い金魚は丈夫』という噂は間違っています。金魚の飼い方は基本的に一緒です。もちろん品種の性質や混泳の組み合わせが難しいなどは分かれますが一概には言えません。
むしろ大きな個体は高価ですが体力があります。逆に幼い個体は安いですが体力がありません。上記の説明とは真逆になってしまいます。
ただし、一部の『らんちう』などの流通では、良い血統は高価で飼育管理も繊細な面があるため、『高くて飼育が難しい』と位置づけされます。
このように、値段で金魚の飼いやすさを表すのには、塩梅が悪い事が多く統一性は低いです。
このようなポイントから、金魚の金額に影響が現れます。一度は1匹数万円する金魚を飼ってみたいと思うかもしれませんが、その子供は数百円で手に入る事もあります。これも金魚飼育の魅力かもしれませんね。
無理した買い物はできませんが、安いから悪い訳でもありません。自分がピンと来た金魚を選び、大切に育ててあげましょう。
ではでは(^^)